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完璧主義者が陥りがちな5つの落とし穴

完璧主義は、ともするとプラスの要素の ように感じられるかもしれないが、 たいていはその逆です。

 

すべての完璧主義者が次の5つの行動を 取るとは限らないが、この5つすべてが 非生産的な活動です。

 

1.意思決定や行動を起こす前に悩み すぎる

 

完璧主義者は、いかなる状況下でも 最高最善の選択をしようと意欲を燃やす。

 

たとえそのような必要がない場合でも、 同じです。

 

これが、意思決定の停滞を招きかねません。

 

2.サンクコストを過度に気にする 些細な過ちをいつまでも引きずる傾向の ある完璧主義者は、回収不能な サンクコスト(埋没費用)を出して しまった場合、何としてでも取り戻そう とします。

 

完璧主義者は、気持ちを切り替えるまで に、生産性の低い作業に過度な時間を 割いてしまいがちです。

 

3.失敗を避けるために挑戦も避ける

完璧主義者は、新しいことには完璧に 準備して取り組みたいと考えます。

 

そのため、昇進や昇格の機会を逃しがち になります。

4.自分の高い基準を周囲に押しつける

たいていの場合、完璧主義者が極めて 厳格な基準を課すのは、自分自身に 限られています。

 

しかしまれに、完璧主義者が周囲にも 同じ高い基準をクリアするよう求める ことがあります。

 

これは特に、結果が完璧主義者本人に 直接跳ね返ってくる、グループ プロジェクトでよく見られます。

 

同僚のあら探しをしたり、多くを求め すぎたりすることは、相手との関係性を 傷つけるだけでなく、付き合うだけで 一苦労という印象を周囲に与え、 社会的に孤立してしまう弊害を生んで しまいます。

 

5.欠点やミス、失敗をいつまでも 引きずる

完璧主義者がどんなに小さなミスも しないよう、たゆまぬ努力を重ねる理由 の1つは、一度失敗してしまうと、 それをいつまでも引きずる性格ゆえです。

 

これを心理学用語では「反芻(はんすう)」 と呼び、これから起こるかもしれない ことではなく、すでに起こってしまった ことに対して過度に考え込むネガティブな 思考を表します。

 

反芻は、現状に不釣り合いなほど感情的 ストレスを増大させ、イライラや抑うつを 引き起こすとともに、パフォーマンスの 低下や人間関係にも深刻な悪影響を及ぼし かねません。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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