愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

自動車メーカーの顧客は誰になるのか?

世界が共通化しようとしている
プラットフォームを、わざわざ個別に
するような戦略が、本当に正しいのか
どうか、疑問があります。

 

しかも、IoTというのは、
インターネット上で繋がることに
意味があるので、囲うという発想とは
本質的に相性が悪いのです。

 

基盤となるプラットフォームの上で、
どのような仕組みやサービスを
生み出すのかが勝負の場のはずであり、
ユーザーの価値を上げることが目的に
なります。


 

例えば、タクシーの配車関連サービス
を手掛ける米ウーバーテクノロジー
や、宿泊施設の貸借サービスを
手掛ける米エアビーアンドビー、
仮想的なITインフラ提供の中国アリババ
集団といった、新たな事業の形態が
できるといったことです。

 

ウーバーなど、タクシー関連会社
なのに、タクシーは1台も持たず、
運転手も1人も抱えずにサービスを提供
しています。


 

それでいながら、世界最大のタクシー
関連会社になっています。

 

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日本でこうしたサービスを生み出そう
とすると、ITの活用の仕方の前に、
まず許認可の問題が出てくるかも
しれません。


 

例えば、ウーバーのサービスならば、
タクシーの営業は国土交通省
タクシーとなる自動車については
経済産業省の自動車関連の組織、
通信はまた別の組織というように、
一つの事業なのに、行政の担当が
別々になっています。

 

どこにどのような認可を得るのか、
スムーズに進まないのが目に見える
ようです。

 

これでは、オープンイノベーション
よるエコシステムは生まれにくいと
思います。


 

企業だけでなく、行政の変革も
急がなくてはなりません。

 

こうした従来にない仕組みや
サービスを作り出せるのが、ITの
真骨頂です。

 

オープンイノベーションは、こうした
業際を超えた仕組みやサービスを
生み出す時に、自社だけでは不足する
技術や知見を、他社と相互に活かし
あいながら実現していく取り組みで、
ほぼ必然的にITのこうした力を
借りることになります。


 

端的に言うと、ウーバーに最も脅威を
感じている企業は、自動車メーカー
かもしれません。

 

「モノづくり」をして、タクシー会社
に納車する、という事業モデルが
成り立たなくなるからです。


 

顧客が誰で、どこにいるのか、
見えなくなってしまいます。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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