愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

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「つながりのネットワーク」とソーシャルインパクト

多くの企業やNPOがいま、
ソーシャルメディアの仕組みを
活かして、さまざまなマーケティング
を実践しています。

 

たとえば、顧客と共同で商品開発を
する動きが活発化しています。


 

また、単に商品を販売して終わりでは
なく、提供した商品の感想やサービス
の体験を顧客が自ら発信できる仕組み
も定着してきています。


 

そこでの評価は口コミとなり、商品や
サービスを世の中に広め、いっそうの
購入を促すことにもつながります。


 

また、顧客が得られる経験や価値を
増幅することにもなっています。

総合情報検索サイトやアマゾン・
ドット・コムなどがはじめた手法
ですが、いまでは企業自らそうした
ソーシャルな機能を生かした
マーケティングに取り組むことは
当たり前になってきています。


 

なかには、一定の顧客が集まれば商品
を生産・販売するという仕組みを実践
しているところも少なくありません。

 

これらはきわめて効率のよい
マーケティング手法といえます。

 

また、最近はクラウドファンディング
といわれる資金調達の新たな試みも
普及しつつあります。


 

クラウドファンディングとは、
ある目的や志などのため不特定多数
の人から資金を集める行為であり、
そのためのネットサービスのことを
いいます。

 

大衆(crowd)と財政的支援
(funding)を組み合わせた造語で
あり、「ソーシャルファンディング」
とも呼ばれます。


 

ほかにも、ソーシャルインパク
ボンド(債権)と呼ばれる、公民連携
の社会的投資モデルも現れてきて
います。


 

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2010年に英国で開発され、
その後、米国などでも実施されて
いるアプローチで、これまで公的な
支出で行われていた領域(たとえば、
ホームレスの社会復帰、児童養護、
若年犯罪の再犯防止、元受刑者の
社会復帰、動物の殺処分など)に
ついて、
篤志家や助成財団、社会的な投資資金
などが資金を拠出し、実現した成果
に対する政府の財政支出の裏付けが
ある前提で、民間投資での事業を
推進します。


 

社会的な成果の実現に加えて、投資に
対する経済的なリターンを得るため
に、可能なかぎり、事業を効率的
かつ効果的に行うことが期待され、
社会的なコストを削減しつつ、
成果を実現していくことを追求して
いきます。


 

そして、事業の成果が確認された
段階で、一定の経済的なリターンを
付与して、政府から投資の償還を
受ける
というものです。

 

このモデルでは、社会課題への共感
から、これまでになかったアプローチで
資金を得られるのはもちろんのこと、
より高い成果を効率的に実現するために、
事業内容や推進方法に対して共感を
したさまざまな主体から、事業推進に
際しての支援や助力、経営上の支援など
が得られる可能性もあります。

 

結果として、公的資金のみで行ったもの
よりも、費用対効果が高いものとなる
ことが期待されます。


 

人の共感を得ることで資金を集める
試みですが、そのためだけではなく、
プロジェクトの実現に向けて出資者が
一緒になって推進する体制をつくり
上げる動きも見られます。


 

ソーシャルな仕組みをつくり、
それをマーケティングや社会的な
投資に活かそうという動きは広がる
一方です。

 

共感でつながり、支援し合うという
動き。


 

いわば、共感の連鎖が価値を増幅
させる時代になっているといえる
のかもしれません。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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