愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

社会に価値を生む企業が、これからも勝ち続ける

社会貢献活動(CSR)は、本業から
出た利益を、本業外の社会的な活動
に使うことだと理解しています。

 

企業は永続的な事業を運営すること
で、実に多くの社会的価値を生み
出しています。

 

まず、自社の製品やサービスが買われ
ているということは、社会で必要と
されている証です。


 

雇用で見ると従業員1万人の企業は、
その家族を含め数万の人の生活を
支えていると言っても過言では
ありません。

 

また企業が支払う法人税は、莫大な
政府の財源となっていることは間違い
ありません。

一方で、企業活動が社会や環境に
及ぼす悪影響があることも確かです。

大気汚染は、空気という公共財の価値を
下げていることになります。

 

環境破壊もそうですし、いまや民間衛星
が宇宙に出すデブリ(ゴミ)も大きな
問題となりつつあります。

 

この事業で生み出す価値と社会価値を
両立させようという考えが、
CSV(共有価値の創造)です。


 

ハーバード大学経営学者、
マイケル・ポーターが提唱した概念で、
彼は、事業を通して社会価値を生み出す
ことこそが、企業の使命であり、
競争優位につながると主張します。

 

それは、企業が事業を通して培った
最も得意な領域で、社会価値を生み出す
のが最も効率的だとし、さらに社会価値
と両立する事業を構築することこそ
イノベーションであり、それが本業を
強くすると主張しています。


 

f:id:hiro3729cd:20190703104959j:plain



 


ポーターの考えを実践するのが、
世界的な食品メーカーのネスレですが、
その先導役となったのは、
ピーター・ブラベック元CEOです。

 

ブラベックは、経営者として、
創業140年のネスレがこれから先140年
も存続するためには何が必要か
考えます。

 

そこで自ずと出てきたのが、
「投資家に長期的にわたって利益を
生み出すためには、社会に価値を
生み出さなければいけない」

という結論でした。

 

そこでブラベックは、ネスレが社会に
どれほど価値を生み出しているのか、
あるいは破損しているのかを徹底的に
調べることから始めました。

 

そして、毎年それをCSVレポートと
いう形で公表し、毎年、自社が
社会価値を創造しているかを目標値の
設定とともにモニターしています。

 

ブラベックの経営観を紹介した書籍
『知られざる競争優位』の中でも
ネスレCSV活動を行うのは、
世界トップ企業としての誇りからでは
なく、事業戦略の一環に過ぎない
のだと繰り返しています。

 

この悠然とした構えこそ、140年続く
世界企業のトップならではの思考だと
実感しました。

 

それは、企業活動と社会価値の創出は
切っても切れないものであることを、
身を以て体験してきた人の自信の
表れでもあるように感じます。

 

 

このコラムの内容・考え方に興味のある方、

ビジネスコミュニティ活動に参加して

みたい方は

下記URLまで、アクセスしてください。

line.me

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

🌟ライフシフト・パラレルキャリア・生きがい・



 ストックビジネス・権利収入を



 テーマとした、すぐにでも出来る働き方改革



 LINE 無料セミナーに参加してみませんか?







メッセージ・コメントお待ちしております。
 

peraichi.com