優れたプロフェッショナルは自分の仕事の範囲を狭めない
「意思決定者の立場で考えなさい」と
常日頃から鼓舞してくれる上司が
いると、部下にとっても励みになる
ものです。
意思決定者には、現実が嵐のように
襲いかかるものです。
しかもその大半は、現在も進行中の
現実なので、矛盾に満ちていて
全体像が見えないものです。
そんな中、リーダーは、同僚たちの協力
を得ながら状況を整理していく
わけです。
そしてもちろん職場でも、この心構え
が非常に大切だといいます。
この心構えが身についている人は、
あらゆるスキルを駆使して課題に
取り組めるのだそうです。
リーダーは必ずしも確信に到達する
必要はないけれども、確信を
求めて努力する姿勢は身に
つけなければならないものです。
そして、このプロセスに終わりはない
ので、一種の習慣のようにすることが
重要です。
毎日のように想定外の問題に直面
していると、確信を求める必要性に
かられます。
そんなときは「私はなにを信じている
のか?」「私が意思決定者だったら
そうするか」と、常に問い続ける
べきです。
また、さらなる高みを目指す
リーダーは、「私にはそんな権限は
ない」「それは私の仕事じゃない」
など言い訳したくなっても、
その衝動に負けず、意思決定者の
立場で想像してみるべきです。
高い視野から見渡すことで、経営者が
負う責任感の重さが感覚的にわかって
くるからです。
参考文献:自分の殻」を打ち破る
ハーバードのリーダーシップ講義
(ロバート・スティーヴン・カプラン著、
福井久美子訳、CCCメディアハウス刊)
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