愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

コラム

まず感謝すれば、恵みが増える

「会社で売上を上げろと言われているのですが、どうしたら上がりますか?」と聞いてきた営業職の人がいたそうです。 一方、「夫婦で自営業をしているのですが、売上が去年にくらべて右肩下がりで、思うように上がりません。どうしたらいいでしょうか?」と聞かれ…

文句を言わずに黙々とやる人が信頼される

「4年制の大学を出たのに、コピー取りとお茶汲みしかやらせてもらえません。本当はもっとちゃんとした仕事をしたいのだけれど、上司に言ってもまったく取り合ってくれないのです。頭にきて、この会社を辞めようかと思うのですが、どう思いますか?」 私がもし…

商談は「3回」会ってから

過去に会ってきた優秀な営業マンには、とにかく粘り強いという共通点があるそうです。 「ザイアンスの法則」という法則があります。 これは、別名「単純接触効果」と呼ばれ、人は何度も相手と顔を合わせているうちに、徐々に相手に対して好感を持つようになる効…

話のポイントは3つに絞る

「話のポイントがうまくまとめられない」という人は、伝えたい内容をまず3つに絞ってみる。 それだけで、不思議とうまく話せるようになるというのです。 そればかりか3つに絞ると、ヌケ・モレがないように感じさせることができ、聞き手も負担なく覚えることが…

「3」という数字には不思議な力がある

「松竹梅」「一富士・二鷹・三茄子」「三種の神器」などがそうであるように、日本人は古くから3という数字をよく使います。 言われてみればたしかに、「三点倒立」「三位一体」「三すくみ」などということばもありますし、ジャンケンもグー・チョキ・パーの3つです。 ま…

職場で「いい人」を演じると自分が辛くなる

「いい人」を演じる人の考え方のパターンが、下記の3つに現れます。 ・職場ではどちらというと「聞き役」になることが多い ・上司や同僚の機嫌が良いか悪いか、すぐにわかるほうだ ・職場ではわりと空気が読めるほうだ いずれも「あてはまる」と思った方。 それ…

「正解を見つける力」から「答えをつくる力」へ

アート思考がなぜ必要なのかについて、「美術」とは正反対の教科である「数学」と対比して説明します。 数学には「太陽」のように明確で唯一の答えが存在しているもの。 たとえば「1+1=2」が正しいことはすでにはっきりしており、その答えを疑う余地はどこにもないわ…

“アーティストのように”考えた経験

単純化していえば、アート思考というのは、アートという植物のうちの地中部分、つまり「興味のタネ」から「探究の根」にあたります。 ちょっとかしこまった定義をするなら、アート思考とは「自分の内側にある興味をもとに自分のものの見方で世界をとらえ、自分な…

職場の人間関係での悩みにどう対処するか

会社に身を置いていて、いちばん厄介なのは人間関係。 自分が「こうしたい」と強い思いを持ってものごとに臨んだとしても、上司や同僚、違う部署の人などが足を引っぱる言動をしたり、自分を悪く言うのが聞こえてきたりすることはあるわけです。 特に新人の間…

働くとはどういうことか…。

「働く」とは、自分のためであれ、人のためであれ、なにかを満たすために動くこと。 食欲を満たすために料理をする、睡眠を取るために布団を敷く、食材や布団を買うために稼ぐなど、自分の欲求を満たすためにすることは、すべて「働く」ことだという考え方です。…

稼ぐコツ:①いい仕事のために睡眠時間を削るのはやめよう

稼げない人は、仕事に一生懸命になるがあまり、あるいは少しでも多く仕事をしようと、睡眠時間を削ってでもなんとかしようとします。 睡眠不足だと、脳も体も疲れがとれず、日中眠くなり、仕事の効率も悪くなり、結果として仕事の時間が長くなってしまいます…

信頼できる他人の存在

自己評価が高いからといって、自己肯定感が得られるわけでもありません。 自己評価が高い人は、自分の仕事の成果や努力、用紙などについてはそれなりのものであるという自負があるものの、評価から切り離されたときの自分を認めてあげることができないもの。…

自己肯定感と自己評価の違い

自己肯定感とは「なにはなくとも、自分は自分であって大丈夫」という感覚のことです。 たとえ欠損や欠点だらけでも、誇れるものがなくても、そんな自分自身を丸ごと受け入れ、愛することができる。 それが自己肯定感です。 とはいえ自己肯定感を持てずにいる人…

マネージャーをマネジメントする

仕事をするうえでは、管理職の役割を果たしていない上司と働かなくてはならないこともあるでしょう。 でも上司が障害になって仕事が進まないと、社内での評価に影響したり、その会社で働くこと自体が嫌になってしまう可能性もあります。 しかし、そんなとき…

仕事に対する相手の価値観を知る

有給休暇の制度があるのに、いざ休みを取ろうとすると嫌味を言ってくる先輩がいる。 参加自由の飲み会なのに、参加を強要されているような雰囲気があり、重たい気持ちになる。 そんな状況を体験したことがある人は、決して少なくないはずです。 世代間のギャ…

キャリアを創るためにルールを整理する

働きやすさをつくるヒントは、そのグループのなかで どんなルールがあるのか?そのルールは正しいのか?そのルールには意味があるのか?を自分のなかで整理すること。 グループやコミュニティのなかには独自のルールがあるもので、それは特定の組織内に存在…

ファクトベースの信頼感が持てる

ビジネスでは、数字が入るだけで伝わり方が劇的に変わるものです。 たとえば、次の2つを見くらべてみましょう。 A「広告宣伝費は1000万円が必要です。費用対効果を上げられるよう頑張ります」 B「当社の広告宣伝費1円あたり売上高は3年前から7円、8円、9円。少…

問題解決力が高まる

たとえば、自社が次のような問題を抱えていたとしましょう。 A 売上を1億円達成するために広告宣伝費はいくら必要か。 B 来年の新卒採用者数は何名が妥当か。 C どうすれば新規事業の売り上げが伸びるか。 ビジネスパーソンであれば、こうした諸問題と日常的…

必要なのは、諦めずに「やり抜く力」

「使い手論理のものづくり、説明書のいらない操作性」というコンセプト自体は、アイデアマンなら思いつくことができるかもしれません。 しかし、それ以上に重要なのは、それが叶うまで諦めず、最後までネゴシエーションする粘り強さ(GRIT)です。 それを発揮…

アップルの成長を生んだ交渉力

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは、しばしば天才だと評されます。 しかし、ジョブズの特筆すべき性質は「ネゴシエーション(粘り強い交渉)」にあるといえそうです。 たとえばジョブズの業績のひとつに、iTunesの成功があります。 それまで音楽は…

時間を細切れにしないでマルチタスクの仕事をしない

時間の組み立て方についても、内向型人間の大原則は、まとまった時間を確保してから仕事に取りかかることです。 とはいえ多くのビジネス書には、「時間を細分化せよ。そのほうが集中できて効率が上がる」というように正反対のことが言われています。 “25分の仕…

仕事に集中できる環境をつくる

自分の性格とは違うタイプの人の真似をしてもうまくいきません。 自分の性格を嫌い、苦しんできたのは、「外向的であれ」という世間の価値観に流されてきたからです。 しかし、内向型の人間は、内向型らしく生きればよいのです。 現に、内向型の強みを活かして…

生活のなかで本当に大切なのは?

ほとんどの人は、平均1000個以上のモノを所有しているそうです。 ところが、一回にひとつのモノしか使うことができないものでもあります。 そのことに気づいたのは、ドライブに出かける準備をしていて、車内で聴く音楽をCDコレクションのなかから選んでいた…

情報洪水時代の3つの副作用

市場成熟化やインターネットの発達によってモノや情報が氾濫する近年は、大きく分けて3つの副作用が顕在化しつつあるといえます。 1つ目は、モノや情報の差別化が難しくなっている。 多くのモノや情報が簡単に手に入るため、それ自体で価値を生み出すことが…

推論力は、今後希少性が高まるスキル

端的にいえば「推論力」とは、見えないものを推測し、適切な結論を導き出す力。それは、 ビジネス思考力:何をどう考えるべきか。 分析力:物事や関係性をどう捉えるべきか。 コミュニケーション力:何をどう伝えるべきか。 生産性:何をどう進めるべきか。 提…

推論力とはなにか?

日常的に仕事に臨むなかで、「なにをどう考えていいかがわからない」状態に陥ってしまうことはあるものです。 いいかえればそれは、未知の出来事に出くわして、思わず「頭が固まってしまう」状態でもあります。 それを、未知の出来事に対する「推論」が働かず、思…

緊張をとりたいなら、思考ではなく呼吸で解決

緊張から逃れたいと感じることは誰にでもあるはず。 そんなとき、最も短時間でできて簡単な解決方法が、呼吸を通して自律神経にアプローチする方法です。 緊張を「思考」でコントロールしようとしても、現実問題としてなかなか難しいもの。 なぜなら緊張状態に…

「自分なんて」ではなく「自分だからこそ」

うまくいかないこと、あるいは失敗体験などマイナスの側面ばかりを見てしまい、不安や不満といった否定的な感情を肥大化させてしまう人は少なくありません。 そういう状態を繰り返していると、当然のことながら自己肯定感は低くなっていくもの。 しかし、あ…

最悪を想定しつつ最善をイメージする

スポーツの世界でもビジネスの世界でも、ここ一番の勝負どころにおいてはアクシデントがつきもの。 スポーツの場合であれば試合中に怪我をすることもあるでしょうし、ビジネスの現場でも、順調に進んでいた交渉が相手の都合で突然ひっくり返されたりすること…

相手のやる気に火をつける「キラーフレーズ」

相手のイメージ力に訴えてパフォーマンスを上げるための、伝え方のコツは、前述の「否定語を使わない」に加え、次の2点だといいます。 ・具体的であること ・相手と自分の共通点を話題に取り入れること 営業成績で伸び悩む人に「もっと訪問件数を増やしたほうが…