自己肯定感と自己評価の違い
自己肯定感とは「なにはなくとも、自分は自分であって大丈夫」という感覚のことです。
たとえ欠損や欠点だらけでも、誇れるものがなくても、そんな自分自身を丸ごと受け入れ、愛することができる。 それが自己肯定感です。
とはいえ自己肯定感を持てずにいる人が、この感覚をきちんと理解することは難しいはず。
特に自己肯定感は自己評価と混同されがちで、「自己肯定感を持つこと」=「自己評価が上がること」と思っている人は少なくありません。
ちなみに自己評価とは、自分の能力、仕事の成果や努力、容姿などに対し、外部から取り込んだ一定の価値基準(物差し)をもとに、自分自身が下す評価(ジャッジ)のことを差します。
「私は優れた人間である」「私は美しい」「~を成し遂げた私の人生には価値がある」、あるいは「私は劣った人間である」「私は醜い」「なにも成し遂げなかった私の人生には価値がない」などは、いずれも自己評価にあたります。
なお、「なにごとにも100点満点を取らないと許されない」など、厳しく評価される環境で育った人は、自己評価の基準も厳しくなりがちです。
その結果、どれほど努力していい結果を出したとしても、他人からどれほど評価されたとしても、「自分はまだまだだ」と思ってしまうため、自己評価が低くなりやすい。
仮に厳しい評価を下すのが他人であったとすれば、その人と距離を置き、その人のことばが耳に入らないようにすればいいだけ。
ところが評価を下すのが自分自身だと、そういうわけにもいかないだけに厄介です。
しかも自己評価が低いと、「自分なんてダメだ」「なにをやっても無駄だ」といった気持ちになりやすいので、自己肯定感も持ちづらくなってしまうことになります。
参考書籍:『NOを言える人になる 他人のルールに縛られず、自分のルールで生きる方法』
(鈴木裕介 著、アスコム)
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