問題解決力が高まる
たとえば、自社が次のような問題を抱えていたとしましょう。
A 売上を1億円達成するために広告宣伝費はいくら必要か。
B 来年の新卒採用者数は何名が妥当か。
C どうすれば新規事業の売り上げが伸びるか。
ビジネスパーソンであれば、こうした諸問題と日常的に向き合い、解決のために尽力しているはずです。
そこで注目したいのは、問題解決するという行為は大きく2つに分解できます。
① 問題を作る
② 解決する
というように。
つまり、問題解決とは次のようにできています。
問題解決する(100%)=問題を作る(50%)+解決する(50%)
問題解決する仕事のうち「解決する」仕事が50%にすぎないのは、残り50%の「問題を作る」仕事があるからです。
つまり問題の半分は、「問題になっていない問題」だということ。
先述したA、B、Cの問題でいえば、C「どうすれば新規事業の売り上げが伸びるか」だけは性質が異なります。
AとBは数値を求めることがはっきりしている問題ですが、Cは具体的な数値ではなく、「どうすればいいか?」という明確な答えのない問題。
しかし実際のビジネスで必要になる問題解決は、Cのパターンが圧倒的に多いはず。
そして、こうした「具体的な答えを出す問題として未完成なもの」を前にした際にすべきは、「解決する問題をもっと具体化」すること。
Cのテーマでいえば、売り上げが伸びない原因が「客数」にあるのか「価格設定」にあるのかなどを具体化し、把握することが必要です。
仮に客数が少ないことが原因なら、どうやって、どれくらい増やすのかを定め、客数を増やす方法を実行することが求められるわけです。
このように数字で考えるという行為は、曖昧な状態から具体的な問題をつくり、解決することに役立ちます。
参考書籍:『徹底的に数字で考える。』
(深沢真太郎 著、フォレスト出版)
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