愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

リーダーシップ

マネージャーをマネジメントする

仕事をするうえでは、管理職の役割を果たしていない上司と働かなくてはならないこともあるでしょう。 でも上司が障害になって仕事が進まないと、社内での評価に影響したり、その会社で働くこと自体が嫌になってしまう可能性もあります。 しかし、そんなとき…

問題解決力が高まる

たとえば、自社が次のような問題を抱えていたとしましょう。 A 売上を1億円達成するために広告宣伝費はいくら必要か。 B 来年の新卒採用者数は何名が妥当か。 C どうすれば新規事業の売り上げが伸びるか。 ビジネスパーソンであれば、こうした諸問題と日常的…

必要なのは、諦めずに「やり抜く力」

「使い手論理のものづくり、説明書のいらない操作性」というコンセプト自体は、アイデアマンなら思いつくことができるかもしれません。 しかし、それ以上に重要なのは、それが叶うまで諦めず、最後までネゴシエーションする粘り強さ(GRIT)です。 それを発揮…

アップルの成長を生んだ交渉力

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは、しばしば天才だと評されます。 しかし、ジョブズの特筆すべき性質は「ネゴシエーション(粘り強い交渉)」にあるといえそうです。 たとえばジョブズの業績のひとつに、iTunesの成功があります。 それまで音楽は…

相手のやる気に火をつける「キラーフレーズ」

相手のイメージ力に訴えてパフォーマンスを上げるための、伝え方のコツは、前述の「否定語を使わない」に加え、次の2点だといいます。 ・具体的であること ・相手と自分の共通点を話題に取り入れること 営業成績で伸び悩む人に「もっと訪問件数を増やしたほうが…

「肯定語」の声かけで望んだ結果が手に入る

ハーバード大学ビジネススクールの名誉教授ジェラルド・ザルトマンによれば、脳の中の割合は「意識」が5%、「無意識」が95%と言っています。 実に9割以上を占める「無意識」が、私たちが使う「言葉」によって勝手に反応しているわけです。 事実、「梅干」や「レモン」を…

自分にとっての「当たり前」を疑う

相反する思考法のベースにあるのは、自分にとっての「当たり前」を疑う意識。 商品開発やビジネスメイキングをしようとするときだけに限らず、普段の生活から常に、「いま自分の目の前に見えているもの」に対して疑問を持つことが大切だということです。 もちろ…

マインドフルなリーダーとは?

マインドフルなリーダーは、集中力、明確さ、 創造性、他者への思いやりを養うことに よって、リーダーの影響力(リーダーシップ ・プレゼンス)を体現しているものです。 リーダーシッププレゼンスは、目に見える 特性。 「いまこの瞬間」に対して客観的な視…

なぜマインドフル・リーダーシップが必要なのか?

まず気になるのは、「この瞬間に“マインド フル”である」とは、どういうことなのか。 それは、あるがままに、自分の人生、目の前 の出来事のため存在している状態。 現代社会においては生活環境も労働環境も 絶え間なく進化しており、組織にはこれまで 以上に…

やりたいことはたくさんあるけど時間が足りない…

若いころ、「企画が通らない」と、日々悶々と していました。やりたいことはたくさんあるのに、機会が なかったということ。一方、いまでは企画が楽に通るようになった ものの、身体のキャパが追いつかないことも ありました。つまり、やりたいことがたくさん…

自由になりたくて組織を抜けるのは意味がない

打ち合わせの日程をいつごろに決めるべきか というのは、なかなか難しい問題です。日程を土壇場で決めると、関係者の調整が 難しいため欠席者が出て、打ち合わせ自体の クオリティが下がる危険性が出てきます。かといって早めに決めても関係者の不確定 要素…

論理思考はいつも「なぜ?」からはじまるのか…。

論理思考を習慣化するためには、日ごろから 心に「Why?」と問いかけることが近道になる そうです。なにか情報を入手したとき、自分に対して 「Why?」と疑問を投げかけてみる。たとえば、A社が競合他社を買収したと します。では、なぜ買収したのでしょうか?そこ…

「論理的」と「理屈っぽい」の違いとは?

「論理的」と「理屈っぽい」が混同されている ことが多いと思います。どちらも筋道が立っていることであるとは いえ、両者には決定的な違いがあります。「論理的」とは、第三者である聞き手や読み手 にとって、「客観的に筋道が立っていること。いっぽう「理屈っぽい…

パワーキーワードを盛り込む

相手が気にしたり、気になるようなことばを 盛り込むことはとても重要です。”話す言葉ひとつひとつに意味をもたせ、 粒ぞろいの言葉を使うこと。話していることに内容がないと分かるや いなや、人はそれから先を聞こうとは しない。” 意識して、相手が気にな…

実行の基本は、「部下を詳しく知ること」

韓非は、君主が組織を正しく動かす秘訣を どう考えていたのでしょうか?たとえば3人の王がそれぞれ異なる課題を 持っていたとき、どんな対策が必要だった のでしょうか?そのことについて著者が引き合いに出して いるのは、『韓非子』の「難三編」。3人の王に…

リーダーが、人に「実行させる」ため、最初にすべきこと

【リーダーがとるべき7つの行動】1. 自社の人材や事業を知る2. 常に現実を直視するよう求める3. 明確な目標を設定し、優先順位を はっきりさせる4. 最後までフォローする5. 成果を挙げた者に報いる6. 社員の能力を伸ばす7. 己を知るこれらはある意味において…

組織が機能不全を起こす2大要因

韓非は、組織が機能不全になる最大の要因は 2つだと繰り返しています。1. 働いていない者、不正をする者が利益を 得ること2. 正しい指摘をする者、きちんと働く者が 損をすること魏(ぎ)の西門豹(せいもんひょう)という 人物は、誠実・勤勉・無私に、ある…

起業家の考え方とは?

「ワーク・ライフ・バランス」ということばに 逆に縛られてしまう人が多いように感じて いるのだといいます。でも起業家には、そのような言葉はありま せん。毎日18時間、1年に360日ほど働くなどと いうことはよくあるものの、だからメンタル の病気になってし…

「AI時代の到来」とは何か!?

これからは人工知能(AI:Artificial Intelligence)の開発が進み、それが広く 社会に普及していくわけですが、そんな 「AI時代」には、これまで人間が担ってきた 仕事の多くがAIによって代替されます。そのため、我々は、AIでは代替できない 能力、人間にしか…

AI時代に想定される「学歴社会の崩壊」

20世紀の工業社会の時代は、はるか彼方の 過去のものになりました。現在の21世紀初頭の日本社会は、すでに情報 社会、知識社会をも超え、「高度知識社会」と 呼ぶべきものになっています。しかし、そうであるにもかかわらず、現在の 我が国の教育制度は、いま…

引き出しを片付けるしくみ作り(5S・整理整頓)

机の上はきれいにしているけれど、引き出し のなかが散らかっている」という人は少なく ありません。パッと見をきれいにしておけばいいと考える 人だったり、そもそも片づけられない性格で あったりと、理由はさまざまです。しかし引き出しが片づかないのは、…

「動作経済」の原則(ムダ取り)

自分のデスクは、一日のなかで多くの時間を 過ごす場所。そこでムダな動線が多くなってしまうと、 「多くの時間をムダにする」ということに なります。だとすれば知りたいのは、デスク上にある どんなものがムダな動線になっているのか ということ。そこで、「…

イノベーションを実現する3つのSTEP

TOCイノベーションプロセス「E4V」は、次の3つのSTEPによって成功への道のり を進んでいきます。ちなみに各STEPは、それぞれの障害を スムースに乗り越え、そのつど支援者を 増やしてイノベーションが実現できる ように設計されています。STEP1:「価値を創る」…

TOCイノベーションプロセス:3つの前提から構築されたE4V

TOCイノベーションプロセス 「E4V(Eyes for Value)」は、次の3つの 前提から構築されたものです。・どんなに優れた商品・技術でも、 お客様に 価値をもたらさなければ、 世の中に イノベーションを起こすこと はできない・どんなに価値ある商品・技術でも、 …

仕事を抱え込んでいるのはリーダー失格

部下に任せず、いつまでも上司が仕事を抱え 込んでいると、さまざまな問題が生じること になります。部下に確実にできる仕事しか任せていないとその部下はいつまでたっても成長しません。そこで、予算案や販売計画の作成のような、いままでよりも負荷のかか…

「命令」ではなく「相談」する

部下に対し、売り上げが目標に達していない ことを指摘するとします。なんとかしろよ!という言い方より、なんと かならないかな?の方が「なんとかしよう」 という気になれるはずです。また命令ではなく相談されているので、部下 としても「なんとか答えな…

考えは「言語」によって整理される

頭のなかを整理する方法は、なにより「自分の言葉になおすこと」。人間は、言葉を通してしか、自分の考えを整理することができないからです。① 人に話すおもしろいことがあったとしたら、近くの人を捕まえて話すのがいちばんです。それは、感動の直後に自分…

データは常識を覆す:普遍的な答えを導き出す考え方

多様な情報源から新しいアイデアを集めた後、他の人々にそのアイデアをぶつけ、反応を見ながら成功や失敗を学習する―そのような「社会的探索」を行うことで、意思決定の質を高められると言われています。数々の社会実験のデータから得られた事実には、私たち…

どんな嘘のつき方をすれば、社員が育つか?

お釈迦さまが生きた紀元前5世紀 ごろは、衛生環境も食環境も劣悪 だったため、生まれたばかりの子供が 死んでしまうこともよくあったそう です。 そのため、死んだ子を抱えながら お釈迦さまのもとにやってくる母親も いたといいます。 そんなとき、お釈迦さ…

社員を育てるときパワハラにならないか心配…

人を育てるには「方便」が必要です。 「方便」という言葉によいイメージはない かもしれませんが、『広辞苑』(第五版) には「目的のために利用する便宜の手段」 とあり、用例として「嘘も方便」が登場 しています。 ところが仏教用語としての「方便」は少し 違い、同…