「論理的」と「理屈っぽい」の違いとは?
「論理的」と「理屈っぽい」が混同されている
ことが多いと思います。
どちらも筋道が立っていることであるとは
いえ、両者には決定的な違いがあります。
「論理的」とは、第三者である聞き手や読み手
にとって、「客観的に筋道が立っていること。
いっぽう「理屈っぽい」とは、「自己満足的に
筋道が立っていること」。
話し手(書き手)のなかでは話がつながって
いたとしても、都合のいい話だけを並べて
いることが多いということ。
しかし聞き手(読み手)からすると屁理屈を
並べているだけで、筋道が通っているよう
には感じられないはず。
たとえば話し手にとって都合のいい理由しか
並んでいないとき、聞き手は話し手を「理屈
っぽい」と感じることになるわけです。
聞き手や読み手に対し、「説得する理由」を
飛ばして結論や主張だけを伝えようとして
も説得できなくて当然です。
たとえば社長が「わが社には組織改革が必要
だ」と口にしたところで、社員たちには組織
改革が必要な理由は伝わるはずもありません。
説得するためには、「なぜ組織改革が必要だ
という結論に至ったのか」の理由を説明する
必要があるわけです。
説得理由など途中の説明が飛躍すると、話が
伝わらなくなってしまうもの。
なぜなら飛躍が多いと、相手に対して論理的
に伝わらないからです。
つまり「なぜならば」という理由をきちんと
補足し、第三者が納得できる説明でなければ、
論理的とはいえません。
論理的ということばには、「結論や主張に至る
プロセスが明確」という意味もあります。
問題提起から結論や主張に至るまでのプロセ
ス(手順)が、第三者につながったものと
して理解されて初めて、論理的だといえます。
参考図書:『深く考え、わかりやすく伝える
力が身につく 論理思考大全』
(西村克己 著、PHP研究所)
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