愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

セルフコントロール

「できない自分」を受け入れると不安や恐れは消える

みんなどこかに一抹の不安を抱えているものです。自分を強く信じていても、他人から批判されると気持ちがめげてしまう。失敗が重なれば自信が揺らぎ、それを責められると、自信がなくなってしまう。では、その「自信」とは何でしょう。みなさんがよく使う自…

週50時間の「睡眠貯金」

日ごろ、なにもせずにボーっとして いたとしても、脳の疲れはとれません。 それは単に、脳が怠けているだけの 状態。 脳を怠けさせることと、休息させる ことは違うわけです。 そして当然のことながら、脳を休ませ る最高の手段は眠ることです。 いわば睡眠…

「睡眠のゴールデンタイム」

人間は夜の9時ごろから「睡眠ホルモン」 と呼ばれる「メラトニン」の分泌が 盛んになり、10時くらいから 「成長ホルモン」が上がりはじめ、 11時くらいから腸管の運動機能が 低下します。 つまり9時から寝る準備をはじめ、 ホルモン分泌が低下する午前3時までが 勝…

呼吸と集中の関係

スポーツの世界では、ミラクルプレーを もたらす究極の集中状態を「ゾーンに 入る」などということがあります。 こうした集中状態は、スポーツをして いるときに限らず、日常生活においても 表れます。 1970年代にシカゴ大学心理学科の教授 ミハイ・チクセント…

大人が赤ちゃんから学ぶ呼吸の仕方がある

呼吸の理想は、赤ちゃんや子どもの ころの呼吸にあるそうです。 呼吸エクササイズは決して目新しい メソッドではなく、赤ちゃんから 子どものころにやっていた呼吸法を 取り戻そうとしているにすぎない。 生まれたばかりの赤ちゃんは歩くことが できず、およ…

最高のつながりと科学的なつながり

最高の創造は、ひとつではなく、 無数のつながりと小さな気づきの瞬間 が積み重なることで生まれるものです。 モーツァルトは5歳で作曲を始めた。 今日、誰もがモーツァルトを 天才音楽家だと認めているが、実は 初期の作品は独創性のない凡作ばかり。 「わた…

視覚的なつながりと言語的なつながり

ほとんどの人には、自転車は自転車に 見えるはずです。 ところがピカソは、そこに牛を見ました。 自転車のサドルにハンドルの角を つけた有名な立体作品「雄牛の頭」に ついて、ピカソはこう述べています。 「わたしがどんなふうにこの牛の頭を つくったか想像…

クリエイティブな人の考え方

クリエイティブな人は、あまり現実的 でなくとも魅力がある思いつきや、 ありえないアイデアによって他人の 気をそらさないものです。 まるでサーカスのようにめまぐるしく、 頭のなかで拡散させ、収束させ、 つなぎなおすというのです。 クリエイティビティ…

「意思がない」と断言してもいい

もしかしたら「意思がない」人も いるかもしれませんが、 それこそがベストの答えになる 場合もあります。 「意思がない」と宣言することが、 あると宣言するのと同じだけの パワーを持つことが往々にして あるからです。 否定の意思は決意や決心を呼び 覚まし、…

「やるぞ!」という意思があるか

「やるぞ!」という気持ちになれれば、 意思を体感し、内なる自由が体中を 駆け巡るのがわかるものです。 逆に意思がなければ、どうしようも ない停滞感や、見えないおもりを 胸に抱えているような圧迫感に さいなまれます。 「やる気はあるけど、でも…」と 言い…

人生を変えられないことに言い訳をするな

なにかをがまんしながら生きていて、 でも状況を変える意思がないのなら、 どんなに嫌だったとしてもそれは 自分が選んだ人生。 状況を言い訳に使うのは、現状を 肯定しているのと同じ。 しかし、そんなことはもう終わりに したい。 哲学者のエピクテトスは…

表面上は耳を傾けても心の中でサラッと流す

「自分の話の聞き方が悪いから」とか 「自分の態度が悪いから」相手が怒って いるのだと反省してしまうと、 どんどん相手からの責めをスルー できなくなってしまいます。 こちらがダメージを受ければ受ける ほど、相手からの攻撃がひどくなって いきます。 人間…

スマホで変わった働き方とストレスの関係

・この10年で変わった「働き方」 リーマンショックの影響で終身雇用制度 が本格的に終焉を迎えた年でもあります。 就職をすれば安心という感覚はなくなり、 その感覚は「働き方」にも影響を与え ました。 あれから10数年。 会社以外の場所で仕事をしたり、ひと…

迷わないために、人生の道しるべを持つ

「なんのために」という目的意識を持つ ことには、「やらなくてはならない」が 「やりたい」になるという以外にも、 もうひとつ大きな効果があります。 それは、人生がブレなくなるということ。 忙しい毎日が続くと、つい足元ばかりを 見てしまいがちです。 それど…

毎日楽しく過ごすために必要なこと

人生には、2つのタイプがあります。 やらなくてはいけないことで埋め尽く された「こなすだけ」の人生と、 やりたいことであふれた「創造的な」人生。 でも現実的には、「こなすだけ」の毎日を 送っている人も少なくないはずです。 気持ちが乗らないのに決まった時…

まわりの人をふだんから観察する

困ったとき、誰かの協力を仰ぐときに 高い受援力を発揮するためには、 ふだんからその相手のことをよく 知っておく必要があります。 相手の不得意なことを頼んだり、 忙しくて猫の手も借りたいという 状況の人にお願いしたりしたら、 相手は不快な思いをする…

新しい感情回路をつくるには「動き」が効果的

脳は年齢とともに衰えていくと「誤解」 されているそうです。 たしかに脳細胞数は誕生時がもっとも多く、 その後は年齢を重ねるごとに減少して いくものです。 しかし脳細胞の減少と相反するように、 脳内物質(アミノ酸類など)は増加し 続けます。 脳に必要…

「考える」と「感じる」は別々の回路?

思考は脳の前頭前野(おでこの奥)を 中心に、たくさんの神経回路を介して 働き、多くの情報を処理することに よって、より複雑な回路を形成します。 すなわち、これが「思考回路」。処理する 情報が多ければ、それはますます発達 するわけです。 俗にいう“頭…

「やめどき」を意識すれば、人生はもっとうまくいく

先延ばしの大きな原因の1つが「完璧主義」 です。 完璧主義は、2つの意味で先延ばしの原因 になります。 まず、失敗の恐怖のために身動きが とれなくなることです。 多くの人は完璧でなければ失敗だと 考えます。 人びとは失敗したくないので、それを 確実に…

自分ばかりガマンしている…と思ったら

期待する役割のズレについて考えて いると、「被害を受けているのは自分 なのに、なぜ自分ばかりがガマン しなければならないのか」という気持ちが わいてくることがあります。 こうした「被害者意識」があるおかげで、 私たちはいつまでも相手に腹を立てて しま…

期待のこもっている親切心なら持たないほうがいい

自分のためになにかをして、期待 した結果が得られなかったとき、 「せっかくやったのに」とがっかり するのは仕方がないことです。 しかし、自分が他人のためになにかを して、期待した結果が得られなかった ときは、「せっかくやってあげたのに」 とがっかりし…

みんなから好かれる必要はない

いい大人になったにもかかわらず、 いまだに「いい人になろう」と思って 苦労している人がいる。 しかも厄介なのは、この場合の 「いい人」が、「他人から見たいい人」 という意味だということ。 なにをするにしても「いまの言動は どう思われただろう」と気にし、 …

感謝を伝える勇気を持とう

感謝は、幸せになるためのツール。 たとえ将来が不安だらけであっても、 いや、そういうときこそ、感謝する ことが自分の人生のためになります。 でも、感謝の気持ちを日記、祈り、 瞑想などで表現していても、相手に 気持ちが伝わらず自己満足にすぎません…

自分の意識を疑う

無意識は自分の長所を見つけ出して くれたりもするものです。 たとえば、仕事で計算をしている とき、「あの人から間違いをまた指摘 される」と考えると意識が働き出し 「私はやっぱり計算が苦手」と考えて しまっていました。 しかし「人の気持ちはわからない」と…

「人の気持ちはわからない」のが当たり前

相手のちょっとした態度によって 「意識」が働いて、「あ、この人は 私のことを下に見ているな」と 気づいてしまったりすることが あります。 すると、「馬鹿にされて蔑まれるかも」 「自分だけ仲間外れにされるかも」 などと不安になっていくかも しれません。 さら…

マイナスな口調をやめると不安が消えてなくなる

誰かと一緒にいて、不安や緊張を感じた ときに「意識」が働いてしまうと、 「この人とは合わないから緊張している」 「相手から生意気だと思われているから 不安になる」などと原因を考えてしまい がちです。 そして、そんなときには、つい会話の 前置きとして「た…

相手の反応を予測しておく

敏感な人や内向的な人の多くは、 「心配しすぎちゃダメ」と言われがち です。 たしかに状況がちっとも危険では ないとわかったり、考えたことが すべて無駄だったとわかったりした ときには、心配することに費やした 労力は無駄になってしまいます。 しかし、…

仕事に必要なのは「気力」ではなく「努力」

がんばろうとやる気をもって働いて みても、結果を出せないことだって 当然あるはずです。 それが原因で会社から低く評価される こともあるでしょう。 そのような現実を前に、「いままで 気にかけてもらった分、私も返して いきたいと思っています」と考えるの…

「人生は楽ありゃ苦もあるさ」は間違い

「人生は苦もあれば楽もある」のでは なく、苦であると見るほうが人生の 真理に近いと思います。 そして、人は「いまここ」でしか幸福 であることはできないともいいます。 苦しいことがあったとしても、 「現状はこうなのだ。私は、これから なにをなすべきなん…

幸福のあり方は人によって違う

成功するために達成しなければ ならないと思われていることには、 たとえば「よい(と思われている) 学校に入り、よい会社に就職する」 というようなことがあります。 しかし、そのような人生だけが すべてではありません。 なぜなら、若い人が親に勧められる…