愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

経営マネーjジメント

価値を生み出す現場と、価値を受け取られる現場は違う

企業で会社員として働いていると、 自分の給料が何の対価として支払われて いるのかが分かりにくくなります。 本来は、生み出した価値として 受け取っていると頭では分かって いても、実際は価値を生み出す瞬間を 実感できることがあまりありません。 営業職…

ストレスを感じている作業プロセスを洗い出す

一生懸命やっていたのに、なぜミスが 起きてしまったのか。 ほかの作業は大丈夫か。 こんな思いのまま仕事をするのは つらい、と感じた時に「自工程完結」 の考え方を取り入れ見直してみること が良いと思います。 不安をなくし、自信を持って仕事を 進める…

『自工程完結』の位置づけ

「自工程完結」とは、良い仕事しか できない、良いものしか作れないと いう条件は何なのか、ということを 徹底的に、科学的に実現しようとする 考え方です。 もはや海外との競争では勝てない、 ということに気づかなければ いけません。 生産性を高め、素早…

ホワイトカラーは生産性向上の意識が低い

仕事をしている人は誰しも、間違った ことをして叱られたり、ミスを出し たり、やり直しをしたりは、したく ないと思います。 だから、そういうことはしないぞ、 と自分に言い聞かせて、仕事に取り 組んでいます。 やってはいけない、起こしては いけない、…

まずは思考習慣を変えること…

今日では、スキルや戦略は早々に陳腐化 します。 個人も組織も、時代に取り残される ことを日々恐れています。 「FOMO」(フォーモー)は現在、公式 の英語となっています。 “Fear of Missing Out” (取り残される恐怖) の略語で、オックスフォード辞典にも…

新たな思考様式を身に付ける4つのポイント

思考モデルとは、周囲の世界を(多くは 無意識的に)理解する方法です。 それは私たちが何を見るか、または 見ないかを決定し、原因と結果とを 結びつけるものです。 たとえば、問題解決における典型的な 思考モデルは、「何をすべきか」を 探すように働く――…

デザイン思考は、方法論か思考法か

「デザイン思考」という言葉を初めて 聞いた時、その魅力的な2つの単語の 組み合わせに心動かされました。 デザインという言葉は狭義には 「意匠」を、広義には「設計」を意味 します。 これが日本でややこしくなっている 原因で、広義のデザインという言葉…

ブランディングとデザイン思考を結びつける:各ステップのポイント

ブランディングは、シンプルな3つの ステップで実行できると紹介 しました。 しかし、当然ながら、インプットは 調査をすればいいというものでは ありません。 コンセプトも規定すればいいという ものではないし、アウトプットは 作ればいいというものではあ…

ブランディングとデザイン思考を結びつける

消費者のニーズが顕在化しにくい時代、 デザイン思考による新しい知の創造が 効果を発揮します。 そして、まさにいま求められる ブランディングはデザイン思考と実に 相性がいいとされています。 ブランドを、「社会にとって意義の ある、魅力的な固有性(ら…

3Dプリンタを活用したモノづくりが本格化・実用化に

近年、「DDM(Direct Digital Manufacturing)」という言葉が 登場し、3Dプリンタで作られた製品、 あるいは3Dプリンタ製パーツを用いた 製品が流通するようになると語られ ましたが、実際には、3Dプリンタに 関連する技術は、ここ数年で めざましい進化を遂…

戦略の立案が不確実になった時代:人材の価値が問われる時

人材育成と並んで、人事(ヒューマン リソース)が経営資源として重要視 されるようになってきた傾向には、 2つの理由が考えられます。 一つは戦略の重要性が低い時代に なったから。 いまどの業界でも過去の延長線では ない、不連続の変曲点に差し掛かって…

漠然とした「悩み」を考えられる明確な「問題」にする

「何が問題かを明確にする(=What)」 ステップ 例えば「部門間のコミュニケーション が悪い」という悩みは、どの組織にも あると思われます。 しかし多くの場合、 「それは、あまり良いことではない」と 認識されつつも、解決に向けた アクションには至ら…

行き詰まる日本のお家芸、活路は海外にあり!

カイゼンの記事がオランダで読まれて いる? カイゼンはいまや海外でも広く導入 されている仕事効率化の手法です。 タイや中国、インドネシアなど 日系工場が多く進出する国なら分かり ますが、欧州のオランダでカイゼンに 興味を持たれていることが不思議で…

段取り8分の意味:トヨタの段取りから学ぶ

「仕事は段取りが8割」と言われる ように、仕事で高い成果をあげる には段取りが欠かせません。 一般的にはスピードアップや計画通り に進むと いう効果がありますが、 「トヨタの段取り」には付加価値が 高まりベストタイミングで仕事が完了 することや質…

他社の成長を助けることで、自社も成長する

ユーザー数140万人、年間売上高400万 ドルを誇るソーシャルメディアサービス のバッファー(Buffer)は、便利な 製品と優れた顧客サービスを提供する ことで成長してきました。 しかしその真の強さと成長力は、より 根本的なものに支えられています。 すなわ…

トップのコミュニケーション力と企業の成長力は密接にリンクする?

リーダーシップとは、すなわち コミュニケーションだと思います。 これはアメリカでは広く浸透する 考え方です。 強いコミュニケーション力なくして リーダー シップは発揮できません。 当たり前のようだが、日本ではそう でもなく、「巧言令色鮮し仁」など …

りんご屋さんの車?米アップルが自動車ビジネスに参入

米アップルは、パソコンと携帯電話の 産業をこれまでとは異なるものに しました。 同社は今、新たな、「動く標的」に 狙いを 定めているようです。 米ウォールストリート・ジャーナル 紙の報道によれば、このハイテク 業界の人気企業は、 電気自動車を 2019…

必ず結果を出す整理整頓術:デスクの片づけ

製造現場で数多くの部品を扱う場合、 「片づけができていない」状態は、 まさに命取りになります。 仮に間違って部品をとりつければ、 品質不良が発生し、クレームが殺到 してしまうからです。 そこでトヨタさんでは有名な「5S」 (整理・整頓・清掃・清潔・…

『ムダ』を省いて付加価値の高い主作業を増やす(まとめ)

従来、1日8時間かけてやっていた 仕事を6時間でできるようになれば、 2時間の余裕が生まれます。 この2時間を遊ばせてしまったら ムダとりの意味がありません。 多くの企業で業務量が増える一方、 人員はあまり増やせない状況が あると思います。 ムダとりで…

『ムダ』を省いて付加価値の高い主作業を増やす(その2)

作業のムダを見つけるには、 「7つのムダ」という手法が 役立ちます。 これはトヨタの製造工程で行われて きた手法ですが、私たちの日々の 業務のムダを発見する際にも有用 です。 7つのムダとは…。 1.「つくりすぎのムダ」 これは必要以上に多くつくった…

『ムダ』を省いて付加価値の高い主作業を増やす(その1)

日々の業務の生産性を向上するために 着手しなければいけないのは ムダの削減です。 業務に費やす時間は 「主作業」「付随作業」 「ムダ・例外作業」 の3つに分類できます。 主作業とは付加価値の源泉に なっている作業で、この割合を最大化 することが生産…

未来予想図?:主観的願望の存在

世の中には多くの未来予想があります が、大きく2つに分類できます。 一つは人口動態予想が代表で、過去の 死亡率や出生率から将来の人口動態を 予測するので、疫病や大きな気象変動 がなければ大きく外れない。 もう一つは、インターネットの動向 やロボッ…

IoTで現場スタッフを雑務から解放する!

製造業の生産現場における改善活動の 進展と比べて、ナレッジワーカーの 生産性の低さが日本の課題です。 確かに、長く不毛な会議、氾濫する 電子メール、分断された稟議・承認 プロセスなど、ナレッジワーカーの 業務効率を阻害する問題は多くの 企業が抱え…

自動車業界の破壊的イノベーションは、「ゴルフカート」から!?

破壊的イノベーションにはいくつか 代表的な条件があります。 低価格・低性能の製品で顧客を満足 させる/新市場を創造する/ 低コストのまま迅速な性能改善を 図れる/既存の有力プレーヤーから 無視されています。 そして自動車業界においてこれらを 実現…

『頭がいい』・知的であるかどうかは、五つの態度でわかる!

ある大学の先生から、面白い話を 伺いました。 それは「知的な人物かどうか」という 判断の基準に関するものです。 私達は「頭が悪い」と言われることを 極端に嫌います。 知性が人間そのものの優劣を決めるか どうかは、私が判断するところでは ありません…

21世紀型「製造業のグローバル化」は、設計開発部門の変革から

製造業が「グローバル化」への対応を 本格的に求められるようになったのは 1980年代のこと。 国内市場が飽和状態に達する中で、 海外市場を開拓すべく従来国内市場 だけを対象としていた企業も積極的 に輸出に取り組みました。 90年代になると、今度はコスト…

トヨタ生産方式の適用:カイゼンで、仕事はもっと楽になる(その3)

前回は、7つのムダについて、紹介 しました。 今回は、作業のムリ・ムラについて まとめてみます。 ・問題発見の視点:“違和感”を 感じる対象 7つのムダ以外にも、視覚・感覚から 問題を発見することもできます。 具体的には、周囲の景色や一般的な 感覚か…

トヨタ生産方式の適用:カイゼンで、仕事はもっと楽になる(その2)

前回は、カイゼンの目的と最初の手順 について紹介しました。 今回は、トヨタがあぶり出す7つのムダ についてまとめます。 ・問題発見の視点1:7つのムダ ① 手待ちのムダ 必要な仕事に進めず、一時的にやる ことがない状態。 オフィスでは、次項目の「加工…

トヨタ生産方式の適用:カイゼンで、仕事はもっと楽になる(その1)

今回は、すぐに活用できる仕事の カイゼンのコツを紹介します。 【カイゼンは誰のため?】 トヨタのカイゼン活動と聞いて、 みなさんは何を思い浮かべますか?? 「社員がせっせと効率を上げて得を するのは会社側」「仕事がもっと 窮屈になりそう」というネ…

トヨタが伝承する「仕事哲学」(その2)

前回では、「動く」と「働く」の違い、 品質は、作業工程で作り込むことに ついて紹介しました。 今回は、現場・現物主義、行動主義に ついてです。 【「者」に聞かずに、「物」に聞く】 ここでの「者」とは「人」の ことで、「物」とは「現場」 「商品・製…