ブランディングとデザイン思考を結びつける
消費者のニーズが顕在化しにくい時代、 デザイン思考による新しい知の創造が 効果を発揮します。
そして、まさにいま求められる ブランディングはデザイン思考と実に 相性がいいとされています。
ブランドを、「社会にとって意義の ある、魅力的な固有性(らしさ)」と 定義しています。
ブランディングとは、社会にとって 有意義で魅力的な「らしさ」を設計し、 実体化していく作業のことです。
ブランディングにはいろいろな方法が ありますが、基本的には、3つの シンプルなステップに整理できます。
①インプット ②コンセプト ③アウトプット
インプットのフェーズでは、ブランド、 社会、生活者に関する多様な情報を 収集し、分析します。 コンセプトのフェーズでは、インプット で得た情報をもとに、ブランドの ビジョン、提供価値や世界観を規定 します。
アウトプットのフェーズでは、 コンセプトに基づき、具体的な施策や 活動を開発し、展開します。
一方、デザイン思考は、 プロダクトデザインやグラフィック デザイン等、狭義のデザインに とどまらず、経営やマーケティング、 事業開発やサービス開発等、幅広い 領域において、「デザイナーのように」 思考することで、新たな解を得ようと する取り組みです。 デザイン思考では、先入観に とらわれず本質を問い続けること、 人間を中心に発想すること、 そして、頭でわかった気にならず カタチにしながら考えること、 といった姿勢がきわめて大切です。