愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

コンサルティング

最適な生産の仕組みづくりのポイント

ITや情報産業、エンタテイメントなどで世界に強い影響力を持つアメリカ。 12億人という巨大市場、「世界の工場」と急成長を遂げた技術力を持つ中国。 インダストリー4.0の発祥の地であり、自動車や産業機械の世界的企業とそれを支える中小企業が多数存在し、…

今こそ次のステップへの準備をする

人はジャンプする時、膝を曲げ、腰をかがめて下に向けて力をためます。 そしてそこから膝を伸ばし、体を反らして、上に向けて一気に力を解放して跳び上がます。 高く跳ぶ動物の代表例でもあるカエルやバッタ、ノミなども太くて強靭な足を折り畳んでバネのよ…

信頼関係のトライアングル

信頼関係の基本構造は、「自己理解」「相手理解」「相互理解」からなるトライアングル構造になっています。 信頼関係とは、自分と相手との二者間における関係性なので、一方通行のまま良好な関係が生まれることはあり得ません。 にもかかわらず、上司と部下との場…

相手の気持ちを聞く方法

相手の気持ちを聞く際のポイントは、相手の「非言語メッセージ」に意識を向けて聞くこと。 非言語メッセージとは、顔の表情、声のトーン、体の動きなど、相手の言語以外から発せられるメッセージを指します。 それらをよく理解することで、「相手がどんな気持ち…

「聞く」とは相手を理解すること

信頼関係を築くうえで最も大切なのは、「聞く」こと。 とはいっても、ただ聞くだけでは信頼関係は生まれません。 信頼関係をつくるには、「聞き方」と「信頼関係の基本構造」を知っておく必要があります。 まず、やってはいけない聞き方が、信頼関係を損なう「自分…

ブランディングとマーケティングの違いとは?

マーケティングとは、どこのどの分野を狙うか市場を細分化し、誰に売るかターゲットを設定し、競合との違いを明らかにするためポジショニングを決めたうえで、「売れる仕組み」をつくること。 その際にポイントとなるのが、4P(Product〈製品・商品〉、Price〈…

哲学的な問いを考える

本質的に深層を捉えるためにおすすめなのは、哲学的な問いを立てることです。 常に疑問を持ち、問いを立てることが重要です。 今回、世界で多くの人々が、外出自粛を余儀なくされました。 「自分が生きている時代、科学技術が進展した時代に、こんなことが起…

多くの分野に触れてイマジネーションを高める

今回のコロナ禍まで感染症については、専門家は別にして、一般企業社会における認知度はさほど高いとは言えません。 企業の事業継続計画(BCP: Business ContinuityPlan)においても、震災などの災害については多くが記載されていても感染症については記…

グロ-バルに俯瞰して自分の事として見る

多角的に考えることの出発点は、地球上で起こっていることは常に我々に影響があると考えること、地球を今まで以上に俯瞰して自分事として見ることです。 2020年1月後半、中国武漢で深刻化してきた新型コロナウイルス(以下コロナ)感染は、世界の多くの人に…

多角的思考と本質的思考が求められる

ポストコロナの時代には、「多角的」と「本質的」がより重要なキーワードになります。 「多角的思考」とは、「自分の専門分野や経験の視点だけでなく幅広く考える思考」である。 例えば、文系出身でマーケティング担当であっても、AI(人工知能)について…

ポストコロナは知識・教養の時代になる

コロナ禍はいずれ必ず終わります。 コロナが終わった時代、ポストコロナの時代がどのような時代になるのかは、まだ誰にも分からない。 しかし、誰にも分からないがゆえに、幅広い知見を総動員して、世界をどのように捉えるかについての思索と実践が求められ…

セルフマネジメントの先にイノベーションがある

学生時代も社会に出てからも、「自分はいまなにを感じているのか(感情)」とか、「自分の身体にどんな感覚があるのか(身体感覚)」など、生きるうえで重要な問いと向き合う機会はほとんどないといっていいのではないでしょうか? しかし、自分の考えていること…

自分が見ているものは本当にそこにあるか

ドラッカーはまた、「最初から事実を探すことは好ましいことではない。すでに決めている結論を裏づける事実を探すだけになる。見つけたい事実を探せない者はいない」とも言っています(『経営者の条件』より)。 人は、自分が見たいものを見ようとするものです…

ドラッカーのマネジメント論

「まず自分をマネジメントできなければ、他者をマネジメントすることはできない」 ご存知の方も多いと思いますが、これはドラッカーの有名なことばです。 自分の内面を理解できていない人に、組織やチームのマネジメントなどできないと説いているわけです。 さ…

「いい子」「いい人」を演じなくてもいい

「いい親」「いい子」「いい部下」「いい妻」など、他人から期待される人物像に合わせて振るまおうとする人がいます。 しかし、それはつくられた偶像でしかなく、仮面を被っているようなもの。仮面をかぶり続けていれば、やがて息苦しくなるのは当然の話です。 また…

理想のリーダーのマネをしない

人は多くの場合、「ロールモデルとなる人」「尊敬する人」「理想とする人」を目標にしていくもの。 もちろんそれ自体は悪いことではなく、学ぶことも少なくないでしょう。 しかし、だからといって“彼らそのもの”にはなれないということも事実。当然ながらまわりの…

自分らしいスタイルを発見する

ちなみに「スピーチの練習は鏡に向かってやる」という方もいますが、表情の確認などをするのでない限り、お薦めはしません。 あくまで聞き手視点に立って、「聞き手から見て自分がどう映っているのか」という、ありのままの姿を認識する必要があるからです。 動…

他人に対して、あまり多くのことを期待しない

他人に対し、あまり多くのことを望まないほうが幸せに生きていける。 なぜなら他人という存在が、自分の願いを100%叶えてくれることなど、まずありません。 それを理解できない人は、いつも他人の悪口ばかり口にし、他人のためにイライラした気持ちで暮らす…

フレーミング:「伝え方」が重要

定義▶︎本質的には同じ事柄であっても、枠付け(見せ方)の差によって違う印象を持ってしまう効果 フレームとは枠を意味し、フレーミングは「人の思考になにかしらの枠を設けさせる」こと。 たとえば3万円のサービスを売ろうとするとき、そのまま「3万円です」と…

返報性:「貸し」をつくるのは効果的

定義▶︎お返しをしないと気持ち悪いと感じるバイアス 人間は、他人に借りのある状態を好ましく思わず、それを解消したいという心理が強く働くもの。 心理学者ロバート・B・チャルディーニの有名な著書『影響力の武器』でも、この心理は最も強く、抗しがたい心…

問題を一人で抱え込むトップは負け、周りを巻き込んで執念深く挑戦するトップが勝つ

“ピンチの後にチャンスあり”という言葉があります。 まさに、このコロナショックの大ピンチにどのようなチャンスを見いだすか。 座右の銘に似た言葉、「常在活路」とは「どのように追い詰められても、どこかに生きることにつながる活路がある。あきらめずに…

アフターコロナ売り上げ復活のための3ステップとは

コロナショックに勝つために、資金調達の次にやらなければならないことは、コロナの影響で減少した売上をコロナ以前にまで戻すことだ。 どのように売り上げ回復を目指していくべきか、ステップを踏んで対策を考えてみる。 第1ステップ:「常連客」を最も大切…

中小企業がコロナショックに打ち勝つ第一の条件

帝国データバンクによると、2020年4月の企業倒産は758件で前年同月比16.4%の増加である。 このうち“不況型倒産”(販売不振、売掛金回収難、不良債権累積などによる)が614件と81.0%を占め、前年同月比21.6%増である。 不況型倒産は手元資金不足により資金…

中小企業を襲う「第一次コロナショック」

新型コロナウイルスの影響により、経営状況が大幅に悪化する中小企業が続出している。 感染拡大が収束しても経済への打撃は大きく、中小企業経営者にとっては厳しい戦いがしばらく続きそうだ。 そうした中で、経営者はどう対策をしていくべきか。全世界を震…

アフターコロナ・働き方レベルの変化:テレワークが根付くかどうかは不透明

よりミクロな働き方レベルではどうだろうか。 デジタル・トランスフォーメーション(DX)の加速とそれによる業務効率化が見込まれます。 すでにさまざまなITツールがテレワークを可能にしており、紙文書での取引も減少しています。 とりわけソフトウエア…

アフターコロナ・雇用レベルの変化:リスク回避のため安定志向が高まる

もう少し視点を下げて、雇用のレベルで見てみると…。 どの程度まで不況が深刻化するかについては、いまだ予断を許さない状況だが、国際通貨基金(IMF)は日本の2020年見通しをGDPマイナス5.2%成長と予想した。 日本の失業率は、昨年まで完全雇用とさ…

アフターコロナ・マクロレベルでの変化:労働力に起こる「3つの流れ」

まず、マクロな労働力の流れについて考えてみます。 大きく分けて、3つの流れが指摘できます。 1つ目は、「都市から地方へ」の流れ。 緊急事態宣言が終わると、3密を避ける、いわば「嫌密」ムードそのものは長期化します。 東京を中心とした都市への人口流入…

会社の想像力を育む方法:(7)希望を捨てない

想像力は、よりよい世界をつくりたいという欲求や苦悩によりはぐくまれます。 希望をなくして、受動的な考え方に陥った人は、理想を実現したり、問題を修正したりすることが可能だと思えなくなります。 統計学のベイズ学習では、統計的分布に関する仮説(「…

会社の想像力を育む方法:(6)実験を奨励する

危機の際はどうしても時間や予算などの資源が逼迫するが、それでも実験を奨励することを忘れてはならない。 たとえわずかな予算しか割けないとしても、実験してみる。 自然界のシステムが最も強力なレジリエンス(再起力)を発揮するのは、多様性があるとき…

会社の想像力を育む方法:(5)変則的で予想外のものに目を向ける

人の想像力が触発されるのは、思いがけないものに触れたときです。 人間の精神は、物事にパターンを見出そうとする性質があります。 そして、既存のパターンに適合しないものに接すると、人はみずからのメンタルモデルを修正する。 そうすることで、新しい戦…