本質的に深層を捉えるためにおすすめなのは、哲学的な問いを立てることです。
常に疑問を持ち、問いを立てることが重要です。
今回、世界で多くの人々が、外出自粛を余儀なくされました。
「自分が生きている時代、科学技術が進展した時代に、こんなことが起きるなんて」と驚愕した人も多い。
ある経営者仲間の勉強会で、何人かの経営者がこうした生活を経て、「これまで飲酒や不要な買い物などいかに無駄が多い生活をしていたが分かった」
「健康に留意して生活をしていきたい」「困っている人に援助したい」と言っていました。
外出自粛に対して辟易している方が大半であろうが、本当に必要なものを見つめる時間でもあります。
簡素・静謐・利他といった精神的価値が見直されることになります。
このような時に問いかけるべきは、
「人間は何のために働いているのか」
「人間は何のために生きているのか」
「家族とは何なのか」
といった根源的な問いです。
また、稲盛和夫氏曰く、科学技術の進化と人間の精神の深化はバランスを取らないといけない。
「一体科学はどこまで進化すべきなのか」といった視点も重要です。
一般に、科学技術の進展は良いこととされる。
しかし、今回のコロナ禍では科学の発展の限界も見えています。
特に温暖化や環境破壊が結果としてウイルスの感染拡大をもたらすという指摘には、哲学・倫理面からの限界を考える重要性を実感させられます。
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