ドラッカーはまた、「最初から事実を探すことは好ましいことではない。
すでに決めている結論を裏づける事実を探すだけになる。見つけたい事実を探せない者はいない」とも言っています(『経営者の条件』より)。
人は、自分が見たいものを見ようとするものですが、そういった「ものの見方」は、各人の経験や価値観、過去に蓄えた知識や個々の嗜好によって決まります。
いわば人は自分自身のフィルターを通して物事を見て、それを現実として捉えるということ。
ところがその現実は、その人の期待や価値判断、思い込み、バイアス、身体感覚、感情など、多くの要素が複雑に絡み合った結果として映し出されたものであるわけです。
しかもほとんどの人は、自分のなかにそういったフィルターがあることは意識していないものでもあります。
でも、セルフマネジメントを学ぶ目的は、自分のフィルターを外し、オプションを増やし、よりよい結果を得ること。
自分の内面を客観的に理解し、自分自身をマネジメントできるようになって初めて、他者に対する影響力を発揮できるようになるということです。
とはいえ私たちはしばしば、この順序を逆にしてしまいがちです。
つまり自分の内面に目を向けるのではなく、いきなり“自分以外の誰かやなにか”を変えようとしてしまうのです。
参考書籍:『ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室』
(ジェレミー・ハンター 著、プレジデント社)
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