愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

心を静める効果:心理学研究でわかった文章を書く効用1

「文章を書く行為」と「幸福」の関係に 関する研究の大部分は、 「表出型の執筆行動」、つまり、自分の 考えや感じたことを書き留める行為を 対象としています。 ブログを書くことでさえ、心を癒すと いう意味では、人目に触れない ところで自分の気持ちを綴る表出…

自分を知るのは、思いのほか難しい

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」これは、かの有名な中国の兵法書『孫子』に書かれている格言です。お客様のことを知っていれば、彼らが望んでいる商品やサービスを提供できる。上司のことを知って入れば、上司の意図を理解し、素早く業務をこなせる。…

「書く習慣」の効果・特徴

現代のビジネスパーソンは多忙である だけに、一度にいくつもの仕事を こなさなければならないことも少なく ないはずです。 しかし、大量のタスクや不安に意識を 奪われている状態は、次のような 悪循環を引き起こすものでもあります。 ・ 問題がごちゃごち…

想いを伝えることと、相手の想いを聞くこと。

最近、「人の話を聞く」という単純なことの難しさを実感しています。この場合の「聞く」は情報を得るというレベルではなく、「相手の考えていることを知る」ということです。難しさの1つは、特にリーダーがそうですが、自分の意思を伝えたいという思いが邪魔…

「書く習慣」はマインドフルへの近道

マインドレスとは、過去の後悔と未来 への不安に意識が分散している状態。 昨日の仕事の失敗、明日の仕事への 不安・プレッシャーに意識がいくと、 「いまこの瞬間」から目がそれてしまう わけです。 土日になっても仕事のことが頭から 離れず、子どもと遊んで…

会話の工夫で相手を立てる

農民出身でありながら、天下人まで大出世した人物、豊臣秀吉。出世にいたるまでにはさまざまな背景がありますが、私は彼が人を立てる名人であったことが関係していると考えています。重臣たちから見れば、農民の出の秀吉がスピード出世していくのは、決して…

「自己重要感」は誰にも備わっている本能

「起業家として成功を収める」「出世して部長に昇進する」「高級マンションの高層階で暮らす」……人は心の中にいろいろな願望を秘めているものです。その願望をさらに詳しく見てみると、次のような感情が働いています。「起業家として成功して、まわりの人た…

チームの個々のメンバーがリーダーになりうる組織・しくみ作り

最近、いいチームとは何かを考える機会が多くなりました。まとまりのあるチームを見ると感動するのは、そこにビジョンの共有と、方向性の一致を感じるからです。価値観も共有できている。だからこそ、目標達成のためメンバーが一丸となり、お互いに助け合う…

人を巻き込むスキル:ひとりでできることは限られる

どれだけ優秀な人でも、できる仕事量は限られる。一方で、力のある人を巻き込むことができれば、何倍もの大きな仕事ができる。プロフェッショナルとしての最初の成長は、できることが増えることです。自分ひとりでできる仕事が増えていくことが成長です。「…

人間関係に困ったら『論語』を読む

「西の聖書、東の論語」といわれるように、東洋では古くから基本的な教養書とされ、日本でも、古くは国づくりの祖ともいえる聖徳太子や250年以上続く泰平の江戸時代を築いた徳川家康、日本近代化の転換期に活躍した坂本龍馬や吉田松陰など、国を変えていった…

再起力・心の知能指数(EQ)・創造性・集中力を高める

マインドフルネス(目の前の瞬間に意識を集中させることで、惰性から脱却し能動的に気づきを得るプロセス)は米国で、ヨガに続く数十億ドル規模の産業へと急速に成長しつつあります。マインドフルネスに関する諸研究を見ると、瞑想によって注意力や記憶力、…

「数学の言葉」を知ることが、デジタル時代を生き抜く

グローバル化した社会で、いろいろな立場の人が話し合いによって物事を解決するには、まさにこうした数学的な「論理」が大切だと思います。数学は社会の中で自分の身を守り、生きてゆくための道具でもあります。論理を身につけるときに重要なのは、公理や定…

経営の3要素:知識と技術と意思

知識だけで、目指す経営はできません。また、意思だけでも経営はできません。経営の知識は、大学院や書籍で学ぶことができます。そしてベーシックな知識は属人性がなく普遍的なものです。誰が教えても財務諸表の仕組みは同じで、生産プロセスの基本も同じで…

計画を立てる価値とは…

私の尊敬するウィンストン・チャーチルの言葉に『計画に価値があるのではく、計画を立てることに計り知れない価値がある』というものがあります。計画と計画を立てることを、夢と夢見ることを、簡単に混同してしまいます。自分のキャリアについて考えてみる…

ソーシャルでわかり合える余地を見出す

異なるルールや価値観を信奉しあう個人と個人、グループとグループが理解しあう――せめて相手の存在を許容しあう…。ソーシャルメディアの利用、ツールを通してのコミュニケーションのあり方を考えたいと思います。もちろん、ルールや価値観をシェアする者同士…