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経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

チームの個々のメンバーがリーダーになりうる組織・しくみ作り

最近、いいチームとは何かを考える
機会が多くなりました。

まとまりのあるチームを見ると感動
するのは、そこにビジョンの共有と、
方向性の一致を感じるからです。

価値観も共有できている。

だからこそ、目標達成のためメンバー
が一丸となり、お互いに助け合う
チームワークも自然と生まれます。

このようなチームには必ず優れた
リーダーの存在があります。

方向性を示し、各自が自主的に動ける
環境を作り出し、全体が統合されて
チームとして無駄なく動いている
様です。

その一方で、一体化されたチームでも
魅力を感じないときがあります。

メンバーが同質化しすぎているように
映る場合です。

チームの価値観が見事に共有されて
いるのですが、あまりにモノカルチャー
に見えます。

一人ひとりの個性よりも、チーム独自
のカラーがどの人からも滲み出て
見えるのです。

メンバーは自らの組織の価値観を
信じているのですが、広く社会全体で
見た場合の自らのチームの存在感に、
無関心なように見えるのです。

言い換えると、チームの求心力が
強すぎるあまり、遠心力に欠けている。

そのようなチームは、閉鎖的になり
がちで外部から学ぶ力が弱くなり、
環境変化に対応しにくいのでは
ないかと感じます。

求心力がありながら、かつ外に
開かれた環境を維持するチーム――、
これを目指したいものですが、
はたしてこの矛盾を包含することは
可能でしょうか。

この難問を解くには、何を求心力と
するか、という問いを考えるのが
有効ではないか。

つまり、リーダーは自らの想いを
どのように表現し、チームに浸透
させるのがいいのか。

リーダーも人間であり、その人の
個人的な想いが組織のビジョンを
つくるベースになる
ことは間違い
ありません。

しかし、自らの個人的な想いを、
メンバーに共有させる危険性に敏感
である必要があります。

 

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個人の想いは他人が否定するのが
困難な、きわめてパワフルかつ厄介
なものなのです。

それを一段メタレベルで考え、
チームの「ビジョン」に昇華させて
表現する
必要があります。

昇華されたビジョンは、メンバーが
時に疑い、時に疑問を呈すことが
できます。

その「ゆらぎ」があることで、
組織は硬直化せず、より環境変化に
耐えうるものへと進化する。

理想のチームとはリーダー不在の
組織です。

つまりすべてのメンバーがリーダー
であり、それぞれが個人的な想いを
チームの想いに昇華しようとし、
常に共有されるビジョンが更新される
ようなチームです。

そこでは、メンバーが自立的に
行動し、かつチームワークの力を
信じているので、全体として効果的に
動けるようになる。

この場合、メンバーはそれぞれ遠心力を
有し、かつ求心力も特定の誰かを中心に
広がるのではなく、分散してつながって
いるイメージです。

チームの重要性とそれを率いるリーダー
の力に注目されますが、強烈なビジョン
を掲げるリーダーのみならず、リーダー
不在で機能するチームをつくることが
できる「リーダー」の存在にもつながる
と思います。

 

 

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