愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

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偶然をとらえて幸福に変える力は鍛えられる

科学の世界での偉大な発見・発明は、 偶発の出来事がきっかけとなること が多いといいます。

  しかし、それは本当に偶発なので しょうか? 「いや違う。そういったチャンスは 自分が呼び込んだものなのだ!」― 「チャンスは準備された心に 微笑む」。 (Chance favors the prepared mind.)  

こう主張するのが細菌学者パスツール です。

 

2002年にノーベル物理学賞を受賞した 小柴昌俊さんも自著『物理屋になりた かったんだよ』の中でこう 書いています─

 

「たしかにわたしたちは幸運だった。 でも、あまり幸運だ、幸運だ、 とばかり言われると、それはちがう だろう、と言いたくなる。 幸運はみんなのところに同じように 降り注いでいたではないか、それを 捕まえるか捕まえられないかは、 ちゃんと準備をしていたか、 していなかったかの差ではないか」 と…。  

つまり、世の中には実はチャンスが いっぱい溢れています。

 

目に見えないだけで、そこにも あるし、ここにもあるということ でしょうか。

 

一つの仕事に執念を持って取り組んで いる人は、その仕事課題に対する 感度がいやおうなしに鋭敏になって きます。  

すると、チャンスをさまざまに受信 しやすい状態になります。

 

逆に、漫然と過ごしている人は、 いっこうに感度が上がりません。

 

そのため、チャンスはそこかしこに ありながら、それらを素通りさせる だけで何も起こりません。

 

こうした予期せぬチャンスを鋭く つかみ取る能力を表す単語として英語 にはセレンディピティserendipity)」があります。

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セレンディピティは、 「偶然をとらえて幸福に変える力」と 表現されます。

 

また、セレンディピティを「偶察力」 (=偶然に際しての察知力で何かを 発見する能力)と翻訳するのは、 人生には「やってくる偶然」だけでは なく、「迎えに行く偶然」があると いうことです。

 

意図的に変化をつくり出して、そこで 偶然に出会おうとする場合のものです。

 

何かに取り組む際、事前に仮説を いろいろと持っておけば、何かに気づく 確率が高くなります。  

有能な科学者たちは、こうした習慣を 身につけ、歴史上の成果を出して きました。

 

さらに、セレンディピティに遭遇する チャンスを増やす心構えとして、 「心の準備ができている状態」 「探究意欲が強く・異常なことを認識 してそれを追求できる心」 「独立心が強くかつ容易に落胆させられ ない心」「どちらかというとある目的を 達成することに熱中できる心」が 挙げられます。

 

「計画された偶発性理論」 (Planned Happenstance Theory)に おいても、やはり、自らの意図のもとに 偶発性を起こしてチャンスを最大限に 広げた人たちが幸福なキャリアを手に しているという事実があります。

 

「計画された偶発性」によるキャリア 形成の鍵として、「好奇心・持続性・ 楽観性・柔軟性・リスクを取る姿勢」が キーワードです。  

いずれにしても大事なことは、 セレンディピティは「能力」という 意味合いを含んでいることです。

 

これは能力だから強めることができると いう発想にもつながると考えます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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