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「いい批判」と「中傷」を混同しない

アメリカの著作家、ジョン・C・ マスクウェルは、批判に対して次の10の 視点を持つことを提言しています。

 

1. 「いい批判」と「中傷」を見分ける

  1. 深刻に受け止めすぎない

  2. 尊敬する人の批判にはじっくり耳を  傾ける

  3. 感情的にならない

  4. 志を確認

  5. 「休む時間」を取る

  6. 「一人の批判」を「全体の意見」と勘違いしない

  7. 時が解決してくれることを待つ

  8. 同じ土俵で戦わない

  9. 批判や失敗から学ぶ

 

とくに重要なのは、1.の「『いい批判』と 『中傷』を見分ける」だといいます。

 

中傷は不当に蔑み、信用や価値を低下 させる行為であるため、タチが悪いと いうこと。

 

そして、この中傷に近い存在が「非難」で あるわけです。

 

「いい批判」は、自分のためを思ってして くれていると実感できるものです。

 

ところが中傷や非難には、相手を 蹴落とそうという悪意しかないという ことです。

けれど、批判という言葉の意味を きちんと知ることができたなら、 批判されることへの不安や恐怖は 消え去るはずです。

 

そして不安や恐怖が取り除かれた状態に 慣れてくると、今度はより高いレベルに ステップアップするため、批判される ことが好ましく思えてきます。

 

そしてそういうメンバーに囲まれて 対話をしていくと、お互いがお互いを 批判し合う状況が生み出せることに なります。

 

そうやって足りない部分や欠けている ポイントを指摘し合うことで、 より完成度が高いものがうみだされる わけです。

 

このような作業をしているときの メンバーの思いは、相手に対する 思いやりにあふれているものです。

 

そして、相手を思うからこそ、真剣に 言葉をぶつけるわけです。

 

そういう意味で「対話」とは、真剣な 言葉を正面からぶつけ合うものです。

 

参考文献:『言葉が人を「熱狂」させる』      (豊福公平著、きずな出版)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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