愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

影響力を持つリーダー:自制心と寛容、謙虚と知恵

今日のコミュニケ-ションメディア
では、同情より批判が、許しより
も裁きが幅を利かせている
よう
に思えます。

大勢の人が片手には言論の自由
いう剣を、片手には、黙秘権という
盾を構えていることに慣れて
しまっているようです。

そうすることで、人間関係が戦場
になることを忘れている。

この批判と苦情の文化は、
いろいろな意味で不幸な現実だと
思います。

しかし、人を動かすことの出来る人、
影響力のある人は、どんなに自分が
正しかろうが、相手が、どんなに
間違っていようが、こうした無分別
が人間関係を壊してしまうことを
知っています。

今日、評論家は大勢いても、本当の
リーダーは、少ないというのは、
当然かもしれません。

影響力がかかっているというのに、
多くの人が、自分の言い分を述べる
ことしか頭にない。

批判を煽り、緊張を煽り、意味深い
協力関係を遠ざけてしまっている
ようです。

 

リンカーンの言葉の核心には、常に
謙虚な精神があったと言われています。

どんなに緊張した状況でも、自制心と
寛容さを失わないことで知られて
います。

ゲティスバーグの戦いで部下である
ミード将軍が攻撃をためらい、進軍を
ぐずぐず延期し、撤退を余儀なく
された時にミード将軍宛に失望を
隠さず、叱責の檄文を書いたと
されていますが、その手紙を結局
出さなかったと言われています。

大きな失望と無理からぬ避難を
ぶちまけることを思いとどまらせた
のは、何故か…。

リンカーンの言葉の核心には、常に
謙虚な精神があったと言われて
います。

「もし、この手紙を出せば、自分は
いくらか、せいせいするだろうが、
必ずミード将軍の恨みを買うし、
悪くすると指揮官として、役に
立たなくなるかもしれない」と
考えたのでしょう。

リンカーンが配慮せず、手紙を
出していたなら、言葉の戦いには、
勝ったかもしれませんが、
影響力という点では、痛手を受けて
いたはずです。

知れせるにも、うまい伝え方と
そうでない伝え方があるということ
だと推測できます。

 

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相手を思いやり、辛辣な手紙を
出さなかったことで、上司としての
影響力を保ち、ミード将軍も
南北戦争後、故郷へ凱旋した後、
市民に貢献する活動を続けました。

リンカーンは、どんなときに口を
つぐむべきか、どんなときに口に
すべきかを熟知していた

思います。

このスキルは、人間の性質の基本的
な真実を理解することから生じて
いると考えます。

 

人は、自己保存の生き物です。

自分の幸福を脅かすあらゆるものを
本能的に追い払い、蹴散らし、否定
しようとします。

とりわけ、そうせずにはいられない
のは、自尊心・プライドを脅かすもの
に対してである

と私的には思っています。

最後に、生理学者:ハンス・セリエの
言葉を掲載して、コミュニケーション
のあり方をちょっと考えてみて
いただきたいと思います。

『人は是認を渇望するのと同じくらい、
非難を恐れる』

リーダーたるもの、ネガティブな
感情が激しくこみ上げてきても、
口をつぐみ、プライドを飲み込み、
批判の長広舌より、はるかに多くを
簡潔と謙虚と知恵に語らせるもので
あると。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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