愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

“焦り”につけ込む商法

商品のパッケージに印刷された「期間限定」と

いう文字や、ネットショップでよく見かける

「残り2点、お早めに」という告知などは、

商品購入を決める際の「最後のひと押し」に

なるものです。


そうした表示を目にして、つい買ってしま

ったという経験がある方は、決して少なく

ないはずです。


そして「期間限定」や「残りわずか」という

ような情報を提供することは、消費者に

対する売り手側のサービスだと捉えられる

かもしれません。


ところが、その表示の裏側にあるのは、
「いまを逃したら手に入らなくなりますよ」

という、消費者の無意識下へのアピール。


したがって、その誘いに乗せられて「いま

買わないと後悔するかもしれない」と商品を

買ったとしたら、それは“焦り”につけ込む

売り手の戦術にハマッてしまったともいえ

そうです。

 

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いつでも手に入る商品が、いましか手に入ら

ない商品に変わるということ。


「この機会を逃したら、2度と手に入らない

かもしれない」と思わせることができれば、

売り手にとっては好都合。


なぜなら“焦り”を感じた消費者は、先を

争って商品を買い求めるかもしれないから

です。


事実、こうした売り方に効果があると考えた

メーカーが、新商品の初期出荷量をあえて

減らし、「品薄感」を演出するというケースも

過去にはありました。


またSNSが普及した現代においては、口コミ

が市場を大きく左右します。


そのためSNSを利用して商品に「希少性」と

いう付加価値を持たせることができれば、
「いま、買わなきゃ」という消費者の“焦り”に

つけ込む売り方を簡単に成立させることが

できます。


そこで、ネットショップの「残りわずか」と

いう告知を見て商品を購入した人に対し、

購入したあともそのサイトの同じ商品ページ

をしばらくチェックしてみることを勧めます。


「在庫切れ」になっても、数日で補充されて

「在庫あり」に変わる商品はたくさんあるはず

です。


あるいは「在庫切れ」になったとたんに、

ニューモデルがリリースされることもある

でしょう。


つまり、その場合の「残りわずか」は、

「在庫一掃」が主目的だったということです。



参考書籍:『ブラックマーケティング 賢い人

でも、脳は簡単にだまされる』
中野信子、鳥山正博 著、KADOKAWA



最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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