愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

技術的成長と精神的成長の相互作用

成長とは何かを考えるとき、例えば
「技術的な成長」と「精神的な成長」
で分けてとらえることができます。

 

人はまず、技術的に成長したいという
意欲を持ちます。


 

職業を持つようになれば
「業務課題をもっとてきぱきこなせる
ようになりたい」というように、
人の成長の大部分は、
「できないことができるようになる」
「もっとうまくできるようになる」と
いう技術の習得にあります。

 

それに対し、精神的成長は、
「できるようになりたいことがうまく
できない」といった状態の中でむしろ
育まれるものです。


 

忍耐力や持続力がつくことは精神的な
成長の典型といえます。

 

また苦境を乗り越えることで、自信を
得たり、協力者への感謝の気持ちが
わいたり、世の中の価値観の多様さを
知ったり、そうした内面の変化は
この種類の成長です。

 

技術においては、物事をこなす
「巧拙(うまいか/下手か)」
問題になります。

 

ですから技術的な成長は、いわば
「長けた仕事」を生み出します。

 

けれども、人は技術的な成長だけでは
本当に次元の高い仕事はできません。

 

もう一方の精神的な成長が必要になって
きます。

 

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ピーター・ドラッカーはこの点を
次のように書いています。

「指揮者に勧められて、客席から
演奏を聴いたクラリネット奏者がいる。
そのとき彼は、初めて音楽を聴いた。
その後は上手に吹くことを超えて、
音楽を創造するようになった。
これが成長である。
仕事のやり方を変えたのではない。
意味を加えたのだった」

「それをやる意味を見出せた!」という
精神的成長は、自分の仕事を変える
とても大きな要素です。


 

意味を発見した仕事人は「長けた仕事」
を超え、その人でなければ
創造できない「豊かな仕事」を生み出す

ことができます。

 

その人が本当に成長の次元を上げていく
ためには、“内からの”変化が必要に
なります。


 

なにげない仕事の中に意味を見出し
たり、苦境や修羅場の過程で人生観や
仕事観を根底から揺さぶられたりして、
ものの見方・意識が変わる。


 

真の成長はそうした内的変化にあり、
これが生じてこそ次の技術的成長も
起こります。

 

そしてそこからさらに精神的な成長が
あり、内的変化が起こる。

 

その内的変化は、ある時点から、
「成長」というよりも「成熟」という
名の変化にもなっていきます。


 

この絶え間ない循環が成長を推進させ、
キャリアを無限に開いていくのだと
思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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