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孤独が誤解されている!?:孤独が大丈夫な人は情緒が安定している人

「クリエイティブな人間の精神は、 意識していないときでもつねに 情報をシャッフルしている」と、 アイザック・アシモフは述べています。

 

「他者の存在はこのプロセスを妨げる だけだ。というのも、創造とは 恥ずかしいものだからだ。 優れたアイデアがひとつ生まれる までに、何百、何千というばかげた アイデアが生まれるが、普通はそれを 人に見せようなどとは思わない」

 

1人でいるときに心の中で起きている ことは、人と交流しているときに 心の中で起きていることと等しく 重要なはずだが、私たちは、1人で 過ごすことを「時間の無駄遣い」と 見なしたり、反社会的な性格や暗い 性格の表れと見なしたりしがちです。

 

しかし、孤独でいられることは、 暗い性格や精神疾患の兆候などでは なく、情緒が成熟し、心が健全に 育った証と言えます。

 

D・W・ウィニコットは孤独でいられる 能力を「情緒の成熟を示す最も重要な 証のひとつ」だと言っています。

 

たとえ自分が極めて外向的な性格でも、 「孤独でいられる能力」は、誰もが 鍛えられる筋肉であり、活用すれば クリエイティブ思考を後押しすること ができます。

心理学者のエスター・ブーフホルツは、 孤独を「意義ある1人の時間」と呼び、 それは対人関係にも仕事にも喜びと 充実をもたらす、と説いています。

 

現代社会では純粋な孤独が必要だと いうことは、完全に忘れられています。

 

そして、その過程でわたしたちは道を 見失ってしまった」とブーフホルツは 述べています。

 

「孤独、空想、瞑想、1人の時間が もたらす安心感は計り知れない」と ブーフホルツは訴えてます。

 

「心の健康にとって必要なのは愛だけ ではない。孤独な時間から生まれる 仕事と創造も等しく必要だということを 覚えておこう」

 

孤独に耐えられる能力は、成功した クリエイターに共通して見られる特徴 です。

 

彼らはわずらわしい日常の雑事や 付き合いに背を向けて、自分自身と つながることができます。

 

しかし、孤独とは、単に気が散るものを 避けて暮らすというだけではありません。

 

それは心の中で内省し、新しいつながり を築き、意味を見いだすためのスペース をつくることです。

 

歴史上の偉大な芸術家や思想家は、 比較的孤独な生涯を送っているが、 現代の文化はつねに社会とつながって いることを過剰に評価し、孤独でいる ことの価値を認めようとせず、 またその意味を誤解していると思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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