ものの見方を変える
成熟社会に必要なものの見方を“相反する
思考法と呼んでいます。
それは、“二律背反”“万物流転”“矛盾統合”
の3つを統合したもの。
ひとつ目の二律背反には、「すべてのものは
2つに分かれる」という意味があります。
つまり、ある物事を一方向からしか見ていな
い人に対し、「もうひとつの見方があるよ」と
説くことができるかどうかです。
二つ目の万物流転は、「物事はひとつの状態
には定まらない。常に変化し、循環している」
と意識すること。
よい面も悪い面もある、中庸もあるし、
真ん中もあります。
そうした考え方をし、思考を偏らせず、
流れていくように両曲面へと変化できる
ことだというわけです。
三つ目の矛盾統合は、「一見対立しているか
のような物事を統合すること」。
万物流転の考え方をすれば、どちらが正しい
とも言えないことがわかります。
さらにそこからもう一歩進むと、この矛盾を
統合することが可能になります。
表裏がつなぎ目なくつながる、メビウスの輪
というものがあります。
そこでは、表側、裏側をそれぞれ反対方向に
歩いていけば、必ず相手にぶつかることに
なります。
そのとき、「自分は面を歩いていた」「裏を歩い
ていた」と主張しても、そもそも表と裏の区別
がないのだから意味がないわけです。
つまり重要なのは、矛盾を受け入れ、「矛盾が
生じているということは、区別のないもので
ある」ということを認識すること。
そうすれば、お互いの主張は意味をなさない
ものだということがわかるのです。
参考書籍:『成熟社会のビジネスシフト
10年後も会社が続くために』
(並木将央 著、総合法令出版)
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