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言葉の木を育てる:日々の気づきを書き記す

「単語」「慣用句」など、ただ集まって くるものを吸い上げるだけでは、 目的を達成するために「養分」には なりません。

 

自らの意思で「根」をいろいろな方向に 伸ばし広げていくことが必要です。

 

そこで重要な意味を持つのがノートの 存在。

 

まずは日々の気づきをノートに記して いこうということで、そのノートを 「日気(にっき)ノート」と呼んでいます。

 

もちろん「日気」は造語ですが、 これは「日記」とは違うものです。

 

一般的な「日記」には日々あった出来事を 記すわけですが、対して、日々気づいた ことを書き記すのが「日気」。

 

「言葉」に関することはもちろん、直接は 「言葉」に関係しないことでもOK。

 

いずれにしても話せるネタが増える わけで、それが自分の「言葉の木」を 豊かにします。

 

そんな日気ノートのサイズは、小さめの ほうがいいそうです。

 

理由は、持ち運びやすく、かばんから 取り出してすぐに書きやすいからです。

 

サイズ的には小さすぎると書くスペース が狭くなり、読み返しにくくもなるため、 B6サイズの方眼ノートを使います。

 

そのノートの右ページに日々、 「気づいたこと」や「エピソード」などを 書き込んでいくわけですが、ポイントは、 この時点では左ページを空けておくこと。

 

いうまでもなく、のちのちノートを 見返して考えたことを書き込めるように、 十分なスペースを確保しておくためです。

 

なお、書き込んだときの年月日を記して おくと、いつのことがわかるので便利です。

「世の中に『気』という漢字が使われて いる熟語や慣用句がものすごく多い」と いうことについての「気づき」。

 

単語だけしか記されていませんから、 他人が見たらなんのことかわからない かもしれません。

 

しかし実際に書いたものは、この1ページ を読み返すだけで、当時、次のような ことに気づいたのだとすぐに思い出せ ます。

 

日気ノートは人に見せることを目的と したものではないので、上記のように 気づいたことを細かく書いておく必要は ありません。

 

読み返したときに、自分がその「気づき」 を思い出せればいいというわけです。

 

ちょっとした「気づき」を書き記して おくと、そこから発想が広がっていく わけです。

 

なお、「気づき」は新たな発見でなくとも、 ふとした「疑問」でもいいそうです。

 

その疑問の答えを自分で考えている うちに、なにかの「気づき」を得ることも あります。

 

参考文献:『1冊のノートが「あなたの言葉」を 育てる』 (川上徹也著、朝日新聞出版)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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