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言いにくいことを言うための段階別トレーニング

相手にちょっと気になる点がある、 少し違和感がある、そんなときの 気持ちは、まだ“小さい波”の状態 なので「小さいことだから言わなく てもいいや」と思いがちです。

 

ところがそれは、知らず知らずの うちに「怒り」に成長してしまう 厄介なものでもあるといいます。

 

「細かいことだからいいか」と なにも言わなければ、当然ながら 相手の行動は変わりません。

 

最初はちょっと鼻につく程度だった ものがイライラに変化してしまいます。

 

イライラすれば当然相手に対して 穏やかに接することは難しくなります。

 

そのため、この時点で伝えようと すると言葉がきつくなったり、表情が 硬くなってしまうわけです。 すると相手の印象は、かなり悪く なってしまう可能性があります。

 

しかし、このレベルになってもまだ、 相手に伝えきれずに我慢してしまう 人も多いのだそうです。

 

すると気持ちは次の段階の、 「怒りマックス」の状態だという わけで、相手の気になるところが 見えてくると腹が立って仕方がない 「ムカついた」状態になります。

 

ここまでくると、伝えるにしても、 ケンカを売るような状態になって しまいます。

 

お互いの人間関係が壊れる可能性が 高くなるということです。

 

そこで、ここまで到達しないうちに その問題を解決する必要があります。

 

感情の波が小さいうちに相手に 伝えれば、自分にも相手にも 受け入れやすいものになります。

1. 言いやすい人に言いやすいことを言う

  1. 言いやすい人に言いにくいことを言う

  2. 言いにくい人に言いやすいことを言う

  3. 言いにくい人に言いにくいことを言う

1から4に行くに従って難易度が 上がっていきます。

 

つまり、この練習をやさしいほうから 難しいほうへと引き上げていけば、 言いにくいことを言えるようになって いくというわけです。

 

最初から4の段階までジャンプできる 人はいないので、スモールステップで、 やさしい段階からトレーニングして いくことが大切です。

 

また、場数を踏むことによって自分の なかにバリエーションが増えていく のだといいます。

 

たとえば誰でも、初めて訪れたお店 では容量がよくわからない。

 

しかし2回、3回と通ううちに、 どんなメニューがあるか、注文の 仕方はどうするのかなどがわかって きます。

 

同じように、人間関係でも経験が 必要です。

 

ところが私たちは、1回失敗しただけで ダメになってしまうと思い込みがちです。

 

特に「自分のことを察してほしい」 「わかってほしい」という欲求が 強い人ほど、たった一度のすれ違いに 動揺してしまいます。

 

そしてそれが、 「なぜわからないんだ!」 「なぜ理解できないんだ!」と怒りに 転じやすくなるというのです。

 

あるいは、「いちいち小言は聞きたく ない」「言い方がわからないから 我慢している」という場合もあります。

 

しかし、どんなに親しい間柄でも 「ツーカー」の関係になるのは不可能です。

 

ときには相手と自分の気持ちや行動が ぴったり合うこともあるでしょうが、 そういうことはむしろまれです。

 

人の心はわからないのが当たり前。

 

そのためぶつかることもありますが、 それを解消する手段として、いいにくい ことも伝える必要があります。

 

参考文献:『言いにくいことを伝える技術 〜もう振り回されない! ストレスフリーな 人間関係を一瞬で手に入れるスキル〜』 (大野萌子、ぱる出版)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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