愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

「時間を味方につける人」が勝つ

<PR>

 

amzn.to

 

交渉は必ずしも「効率第一」ではなく、たとえばその最たるものが「時間」です。

もしも効率第一であるなら、短い時間、短い回数で一気に進めればいいかもしれません。

ところが現実的には、そうトントン拍子に進む交渉ばかりではないわけです。

むしろ、落とすのが難しそうな相手と交渉するときは、むしろ「効率度外視」で向き合った方が結果的にうまくいくケースが多い。

つまり「あえて時間をかける」ということ。とくに自分より立場が上の相手に対して、自分がデフォルトで優位に立てる点は「時間」くらいしかありません。

もちろん与えられている時間は、みな平等です。

しかし、立場が上の人と自分とでは「時間の仮想単価」が違うのです。

仮に自分の1時間は1000円、相手の1時間は1万円で、すでに交渉に3時間を費やしているとしましょう。

「3時間」という長さは同じですが、自分は3000円、相手は3万円を使ったことになります。

この3時間を「当該案件に対する投資」と考えれば、相手は、すでに3万円も投資したことになるのです。

そして投資した以上は、リターンが欲しくなるのが人間です。

f:id:hiro3729cd:20210704145304j:plain

交渉決裂は、投資した時間が丸々無駄になるということですから、相手は、それだけは避けたいという気になるはずです。

つまり、なるべく長い時間を相手に使わせることで、「合意というリターン」に向けて相手を動かすことができます。

いうまでもなく、このテクニックで重要なのは相手に「たくさん時間を投資した」と感じさせること。

そのためには、まとまった時間を使わせるよりも、細切れで時間を使わせたほうが効果的なのです。

長時間の交渉を1回や2回ではなく、短時間の交渉を数多く重ねる。1回あたりの時間は30分から、長くても1時間程度が妥当でしょう。

「短時間×多回数」になればなるほど、相手の気持ちは合意に向かうというわけです。

相手には「かけた時間を無駄にしたくない」という思いがあるだけに、こちらにとって有利な内容であったとしても、案外、通りやすくなります。

 

参考書籍:『交渉上手: 質問する、誘導する、傾聴する』
(嵩原安三郎 著、三笠書房

#コミュニケーション #ワークスタイル #交渉
#ネゴシエーション #提案 #質問 #誘導 #傾聴  


最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

この度、業務改善コンサルサービスのLINE公式アカウントを立ち上げました。

『利益率前年比30%アップを実現するには…』 
トップメーカーの業務改善ノウハウをお教えします。

まずは、下記のURLから

LINE公式アカウントに登録してください。

 

lin.ee


 

生産性向上・コスト削減でお困り、お悩みの中小企業経営者の方、下記をご覧ください。

 hiroconsulnagoya.com

 

  

<PR>

 

amzn.to