愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

結果とプロセス、どちらが大事か?

働いていくうえで、「結果を出すこと」
と「プロセスをつくること」のどちら
が大事か――これは難しい問題です。

 

ビジネスの世界で結果を出すことは
利益獲得に直結しており、事業と
組織を拡大させるための源に
なります。

 

また、結果は人を自信づけ、歓喜
もたらしてくれます。

 

成果主義のもとでは報酬的にも
満足度が増します。

しかし、結果への固執は人を惑わし
たり陥れたりもします。

 

その一方、好ましい結果を出すために
何が不可欠かといえば、それは
プロセスをきちんとつくる
ことです。


 

プロセスをいい加減にして、
たまたまよい結果が出たとしても、
それはまぐれであって再現性・
持続性がありません。

 

しかし、だからといって、
プロセスづくりだけに執着している
人はどこかに惰性や逃避があるかも
しれません。


 

結果が出なければ事業・会社は存続
できないことを脇に置いている
可能性もあります。

 

調査、アンケートによると、
一般社員では人数のうえで、
ほぼ7割(68%)が「プロセス重視」
です。

 

中間管理職においては意識が
逆転し、「結果重視」(52%)に
振れています。

 

これは経営側に寄っていけばいくほど、
「結果=利益」を出さなければ、
会社が回っていかないことの
責任意識が強くなるためと
考えられます。


 

あるいは、若い者をヘタに甘やか
してはだめだ、試練をもって成長
させなければならない、といった
年配者独自の考え方があるのかも
しれません。

 

しかし結果重視とはいえ、
中間管理職のなかで「プロセス重視」
とする人数の割合は48%であり、
半数に近いとも見ることができます。

 

これはおそらく、彼らもまた組織の
なかでは上司を持つ身であり、
「結果を出せ」のプレッシャー下に
ある身だからかもしれません。

 

結果が大事か、プロセスが大事か。

 

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会社員であれば組織から与えられた
事業目標、業務目標があり、
それを成果として個々が達成する
ことで、会社が存続でき、給料も
もらうことができます。

 

また、自分の能力よりも少し上の
目標を立て、それを達成すること
で自分は成長できます。

 

存続・成長のために私たちは結果を
出さねばなりません。


 

ただ、そうした結果を出すことが
絶対化すると、周囲との調和を
図らない働き方や不正な手段を
用いた達成方法を生み出す温床と
なります。

 

また、働く側にとっては、それが
続くと、早晩、消耗してしまいます。

 

そのように結果至上主義は多くの
問題をはらんでいます。

 

プロセスが準備不足であったり、
多少甘かったりしたときでも、
何かしら結果が出てしまうときが
よくあります。

 

そうしたときの結果は要注意です。

 

そこで天狗になってしまうと、次に
思わぬ落とし穴にはまってしまう
ことが往々にして起こります。

 

結果におごることなく、足らなかった
プロセス、甘かったプロセスを見直し、
次に向け気を引き締めてスタート
することが必要です。


 

つまり、「結果はウソをつくときが
あるが、プロセスはウソをつかない」

ということです。

 

こう考えてくると、「結果」をめぐる
問題点が2つ見えてきます。

 

1つは、「結果を出せ!」とか
「結果を出さなくてはならない」と
いった強要や自縛がはたらくと、
結果主義はマイナスの面が強く出る
ことです。


 

もう1つは、たまたま「結果が出て
しまう」ことで、本人に慢心が
起こること。


 

この点に気をつければ、
「結果を出すこと」は働くうえで重要な
意識になるでしょう。

 

むしろ、結果を求めないプロセスは、
惰性や無責任を生みます。


 

また、結果が出ることによってこそ、
それまでのプロセスが真に報われる
ことにもなります。


 

要は、結果とプロセスはクルマの
両輪であって、どちらを欠いても
うまく前に進むことはできません。

 

結果を出そうとすることは前輪
(努力する方向感を出す)となり、
プロセスは後輪(日々進んでいく
駆動力)となるというこだと
思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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