愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

「仕事の目的・ゴール」をはっきりさせる

トヨタが新しい取り組みで目指して いるのは、ただ効率が上がればいい、 というものではありません。

この仕事をやったら、毎日活き活き と楽しい、という仕事です。

そのために必要なこと、その一つが 仕事の「目的・ゴール」をはっきり させることです。

イギリスの工場で、工員の モチベーションを大きく高めた 取り組みがありました。

それこそが、「目的・ゴール」を はっきりさせることでした。

ホワイトカラーの仕事なら、 わかりやすいのは、資料を作る仕事 でしょう。

では、その資料はいったい何のため に作られるのか。

何が「目的・ゴール」なのか。 それをわかって資料を作るのと、 わからずに資料を作るのとでは、 結果は違ってきます。

ところが、多くのケースで、これが できていない。

はたして上司は、きちんと 「目的・ゴール」を部下に伝えている でしょうか。

部下は「目的・ゴール」を理解して、 仕事をして いるでしょうか。

そして「目的・ゴール」を認識して いると、「部分最適」を避けることが できるようになります。

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仕事の目的は、お客さまにご満足 いただくこと。 部門が満足することではけっして ない、ということがわかるからです。

特に大きな会社では、この大前提が ともすれば忘れられてしまうことが あります。

部門の都合で、行動してしまうこと があります。

「タコツボ」状態で、周りが見えなく なることが起こりうる。

だから、「目的・ゴール」をきちんと 設定し、 常に意識しておくことが 重要になります

それこそ、「目的・ゴール」のない 仕事はしてはいけない。

それは何ももたらさない可能性が高い からです。

そんな仕事では、やっている人は モチベーションが高まるはずは ありません。

そして、「目的・ゴール」のない 無駄な仕事を排除することで、 生産性は大きく高まるのです。