愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

仕事を振り返り、得られた知見を伝承する

ここまで、「目的・ゴール」「最終的 なアウトプットイメージ」をはっきり させた後、「プロセス/手順」を 洗い出し、そのプロセスごとに 「判断基準」と「必要なもの」を 明確にする仕事の仕方・手順を綴って きました。

 

そして、その最後に加わるのが、 仕事の結果が良かったか、 良くなかったかを振り返り、 良くなかった場合には、どこに問題が あったのかを確認し、修正していく ことです。

 

また、結果だけでなく、 「目的・ゴール」「最終的なアウト プットイメージ」が良かったか、 「プロセス/手順」や「判断基準」 「必要なもの」に抜け・漏れや間違い がなかったかを振り返ることも 重要です。

 

結果には必ず原因があります。良い 結果が出なかったとすれば、間違い なく、どこかの進め方に問題があった はずです。

 

それを放置したままにすれば、 また同じ結果になってしまいます。

 

これでは、生産性も上がりませんし、 頑張っているのに結果が出ず、 モチベーションも上がりません。

 

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そのためにも、大事なことがあります。

 

それは、「プロセス/手順」 「判断基準」「必要なもの」のどこに 問題があったかを振り返り、改善策を 書き残しておく、ということです。

 

そうすれば仕事をするたびに、 最初から進め方に悩むことなく、 仕事に取りかかることができます。

 

スピードが速まることは言うまでも ありません。

 

そして、次にも使うからこそ、 振り返り、書き残したものを アップデートしていきます。

 

スタッフ部門で生産性を阻害している 理由の一つには、知見がまったく伝承 されていないことが挙げられます。

 

異動などで新しい担当者に替わったら、 またゼロから仕事を始めなければ いけない。

 

もし、そこに「プロセス/手順」も 「判断基準」「必要なもの」もしっかり 書かれたマニュアルがあったとしたら、 どうでしょうか。

 

それは大いに活きてくるものになる はずです。

  参考文献:現場からオフィスまで、 全社で展開するトヨタの自工程完結 佐々木 眞一 (著)   ダイヤモンド社 刊