愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

営業や企画の仕事にも、「工程」がある

トヨタが進めている新しい取り組みを 端的に表現するなら、仕事の質を高め、 失敗をなくす仕事の進め方です。

生産性とモチベーションを同時に 高められる仕事の進め方、と言い 換えてもいいかもしれません。

トヨタでは、リーダーになる人、 リーダーを目指す人には、全員に持って おいてほしいと考えています。

もとよりトヨタは、全員にリーダーに なってほしいと考えている会社です。

それが会社としての大きな力を 生み出すからです。

もちろん誰でも仕事をする人は、仕事の 質を高めたい、生産性を高めたい、 部下や仲間のモチベーションを高めたい、 といった意識を持っているのではないか と思います。

ところが、それができているのかと いえば、必ずしもそうではありません。

「心がけ」だけあってもうまくは いかないのです。

では、どこに問題があるのかというと、 仕事の進め方そのものなのです。

「このとおりにやれば、必ずうまくいく」 という「やり方」が、確立されていない からこそ、そういうことが起こります。

誰でも、結果が出ない仕事や、ミスを することを目指して仕事をしているわけ ではありません。

なのにそうなってしまったら、 一生懸命頑張っているのにどうして結果が 出せないのか、ということになるのは 当然です。

すべての仕事に、必ずうまくいく仕事の 進め方=「工程」はあります。 それを、しっかり洗い出しているか、 そうでなくて、ぼんやりとした中で仕事を しているかの違いだと思います。

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では、ホワイトカラーの仕事の「工程」 とは何か

それは、「意思決定」です。

資料作りであれ、企画であれ、営業であれ、 何かのアウトプットを出していく 途中には、いくつもの「意思決定」が存在 しています。

「意思決定」が積み重なって、最終的な アウトプットは出てきているはずなのです。

この「意思決定」の一つひとつこそ、現場で 言うところの「工程」です。

この「工程」=「意思決定」を正しくない やり方でしてしまえば、結果を間違って しまうことになります。