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考えるべきところで考えないと「わかったつもり」に陥る

多くの人がAIをつくろうと思って いるわけではないにしても、 「考えられるのなら、考えることが できたほうがいい」という点に おいては、誰しも同じです。

 

なぜなら、おそらくは「自分がいま 取り組んでいることや生きていると いうプロセスを実感し、考えられる」 というのが、人間の共通項です。

 

思考を介在させずに行動するのは、 「自分」を放棄しているようなもの です。

 

しかし、自分を放棄して働く、 誰かの意のままに動くというのは、 とても恐ろしいことです。

 

ものづくりで言えば、 「不便益というのは、セル生産方式だ」 と言われるのと比べて工場などで 実施される「ライン生産方式」は、 タスクを細かく分割しています。

 

Aが「このネジを締めたら、この部品と この部品が動かないように接合して 基礎ができる」というタスクをこなし、 Bが「このバネをとりつけたら、 ここが可動式になる」というタスクを こなす…と、トータルで製品が できあがるわけです。

 

どれか1つが欠けても製品は不良品に なりますが、ずっと同じ作業を 続けているAにその実感はないでしょう。

 

同じことの繰り返しだから逐一 タスクを意識する必要がなく、 「なんのためにネジを締めているのか」を 考えなくても作業ができるわけです。

 

もちろんそれは、Bにしても同じ。

 

つまりタスクに思考が介在しない だけに、「わかったつもり」に陥り、 「自分」を放棄しているのと同じです。

一方、すべての工程に1人の人間が 関わる「セル生産方式」だと、 1から10まで自分が関係することに なります。

 

そのため、各タスクの意味を自分 ごととして理解できるわけです。

 

「次はこのネジだ。しっかり締めないと、 次のネジがうまくはまらない」 「ここの接合具合で完成度が変わって くる」と言ったことを、常に考えて 作業しているわけです。

 

ライン生産方式」と「セル生産方式」の どちらが便利かといえば、それは前者。

 

そのため、ほとんどのものはラインで 生産されているわけですが、 ビジネスパーソンは、決して「ライン 生産方式」で働いているつもりはない はずです。

 

「なにも考えない歯車になりたい」と いう人は少ないということですが、 皮肉なことに、便利さと効率ばかりを 重視していると、ビジネスパーソンも 日々の仕事を「ライン生産方式」かの ようにこなすようになってしまいます。

 

しかし、だからこそ、あえて不便な 「セル生産方式」によって、「考える」と いう営みが取り戻せます。

 

深く考えた末に得た答えや着想は、 「珍しい、変わっている、ユニーク」な ものである確率が高い。

 

だからといってそれが正解だとは 限らないものの、ユニークという 要素は、「価値がある考え」に不可欠 です。

 

「ユニーク:unique」とは、独自性。

 

もちろんこの世で「唯一無二」の答えを 出すのは簡単ではありません。

 

しかし、「珍しい、変わっている、 ユニーク」な答えを出すことは、 深く考えて「自分らしさ」を織り交ぜる ことによって、多くの人に実現可能 です。

 

そして、ユニークな答えを出すこと こそ、深く考えることの大きな目的の ひとつになります。

 

参考文献:『京大式DEEP THINKING』 (川上浩司著、サンマーク出版

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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