「相手に譲ると損をする」という思いこみ
私たちがとらわれやすい アンコンシャス・バイアスの例として、 「どうしても相手に譲れない」と 思い込んでしまうバイアスがあります。
たとえばリーダーとメンバーの意見が 衝突したとします。
そんなとき本来なら、お互いの意見を ぶつけ合った上で、合意するところを 探せばいいはずです。
ところが、そうはならないことが 多々あるというのです。
「譲るとなめられる」「簡単に譲歩 すると中身のないやつだと思われる」 「バカにされたくない」「自分のほうが 正しいに決まっている」「負けられない」 などといった感覚が強まって、徐々に やりとりが感情的にエスカレートして いくというケースです。
その結果、必要以上に関係が険悪に なっていくこともあるかもしれません。
これは、「限定パイの法則」と呼ばれる アンコンシャス・バイアスです。
これは、無意識のうちに「大きさの 決まっているパイを取り合っている」 かのような錯覚にとらわれるバイアス。
無意識のうちに「譲歩する=自分の 取り分が減る」という感覚が強まり、 その結果、必要以上に 「絶対に譲れない」「負けられない」 と思い込んでしまう。
しかし、もしもリーダー、メンバーの 双方がこのアンコンシャス・バイアス にとらわれ、お互いに「絶対に譲れない」 と決めてしまったとしたら、 ただ人間関係が悪くなるだけ、 メリットはなにひとつないわけです。
ここで重要なポイントは、 「現実には奪い合うものなどなにも ない」ということ。
その証拠に、冷静に考えてみれば、 「なにを競っていたんだろう」 「どうして意地を張ってしまったんだ ろう」とすぐにわかるはずです。
ところが会話の流れのなかで、 とっさに自分を守ろうとする アンコンシャス・バイアスが働くため、 わからなくなってしまいます。
でも、奪い合いがお互いのなかに 生み出すものは、ただ不快感だけです。
このバイアスは、チームで成果を生み 出そうというとき妨げになって しまいます。
参考文献:『あなたのチームがうまく いかないのは「無意識」の思いこみの せいです―信頼されるリーダーになる たった1つのこと』 (守屋智敬著、大和書房)
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