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忙しさがステータスシンボルに?:SNSで超多忙を自慢する人の心理

現代人は多忙です。 「忙しい」が口癖の方、もしくは つねにそう感じていらっしゃる方 も多いのではないだろうか。

 

もちろん、生活に追われ、本当に 余裕がないという人もいる一方で、 実は多くが「忙しさ」を「盛って」 いる、つまり、実態以上に忙しい ように見せているところがある。

 

というのも、「忙しさこそが現代に おけるステータスシンボルだからだ」 という研究が最近、アメリカで発表 され、話題を集めています。

 

つまり、ブランド品を見せびらかす 代わりに、「忙しくしている自分を 見せびらかしている」という ことです。

 

20世紀を代表する経済学者ケインズは 1930年に、「孫たちの時代には、 1週間当たりの労働時間は15時間に なる」と予言しました。

 

実際、世界的に見ると人々の労働時間 は少しずつ短くなっており、将来的に、 人々の仕事はAIやロボットに取って 代わられるという見方もあります。

 

ケインズの予言は意外に近い未来に ありうる話かもしれないが、 今のところはまだ実現には程遠い状況 です。

 

働き方改革」の掛け声も騒がしい 日本でも労働時間は減少傾向にあるが、 世界的に見れば随分と長いままです。

 

「忙しさ」自慢は持ち物自慢より、 いやらしくないため、ついついやって しまうことが多い。

 

その代表例がソーシャルメディア上に はびこる「出張自慢」ではないだろうか。

 

「××空港にチェックインした」 「○○へ行ってきます」 「△△に来ました」等々。

 

日常の仕事にさして、面白い出来事もない ので、出張という「非日常経験」について ならアップしてもいいだろう、という 気持ちもわかります。

 

しかし、その奥底に「忙しさ」自慢の 心理がまったくないとも言い切れない 気がします。

[caption id="attachment_1491" align="alignnone" width="960"] Businessmen Luggage Business Trip Travel[/caption]

「忙しさ」がステータス化している中 で、「より忙しく見せる」、つまり、 忙しさを「盛る」人たちも増えている ように思えます。

 

働き手の価値がどれぐらい忙しそうか で決まることを承知しているからこそ、 あえて、誇張する。

 

この誇張度合いが最も高かったのが、 1980年代~2000年初頭までに生まれた ミレニアルと言われるデジタル ネイティブ、ソーシャル世代です。

 

日本人は有給休暇消化率が世界一低い にもかかわらず、「働きバチ」日本人 は、休むのが極めて苦手で、 「忙しさ」に価値を見いだす国民性で あるといえます。

 

「暇」には慣れていない日本人だけに、 「働き方改革」による労働時間の 短縮に戸惑う人も多いようです。

 

「忙しさ」が現代のステータス シンボルであり、高い価値を持つのだ とすれば、画一的な「働き方改革」は 「忙しく働き続けたい」という肉食系 サラリーマンには苦痛以外のなにもの でもない可能性があります。

 

働き方改革」には「有り余る時間」 というものの使い方に慣れない日本人 のための「『忙しさ』に代わる新たな 価値創出」といった視点も求められて いるのではないだろうか。

 

ケインズは「(15時間労働の到来と ともに)自由と暇をどう使うかが 大きな課題になる」と予言したが、 まさに、その「暇対策」は日本人の リソースを再分配し、活用する絶好の 機会にもなります。

 

学びの機会、社会貢献の機会、そして、 多くのビジネスチャンスにもつなげる ことができるはずです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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