同僚や部下が言われてやる気がでる「ほめ言葉」とは
私が以前勤めていた会社には、とても素敵な
スタッフがたくさんいました。
それぞれ役職や役割は違っても、それぞれの
仕事でそれぞれに工夫しながら、お客さまや
チームや会社のためにがんばっています。
がんばっている人には、目指している自分の
姿があります。
がんばっている人ほど、その目指す姿は高か
ったりします。
ですから、ほめても額面通り受け取ってもら
えない場合もあります。
あるマネージャーの仕事ぶりを見て、私が
素直に「さっすが、仕事できるねえ!」と
ほめるとそのマネージャーは「いやいや、
よく言いますよ。ボクなんかぜんぜんです
よ」と少し斜め下を向いて言われました。
きっと目指している自分と今の自分に
ギャップを感じられているのかもしれま
せん。
また、日本人はほめられるのが不得意な方も
いることは事実です。
自分ではまだまだだと思っているのに、自分
で思う自分のレベル感より高いレベルに
引き上げられると、居心地の悪さを感じて
しまいます。
そんな時には、やはり「仕事できるね!」
というような「人と比べたほめ方」では
なく、その人自体の素晴らしさ、その人の
存在自体の素晴らしさを伝えるのが効果的
です。
まさに、ナンバーワンより、オンリーワン
のほめ方です。
その時も私はそのマネージャーにこう言い
ました。
「いやいや、この支店に欠かせない人です」
するとそのマネージャーは顔を上げて私を
見ながら、ちょっぴり笑顔になってくれ
ました。
「できる大人」とは、単に仕事ができる
スキルがある、ではなく、「居てほしい
存在」「なくてはならない存在」「欠かせ
ない存在」です。
相手も自分も、「居てほしい」「欠かせ
ない」存在でいたいと思うはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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