感情とうまくつきあう
感情をコントロールするというのは、感情を
ないがしろにするのとはわけが違います。
自分のなかにある感情を意識するのはかまわ
ないとはいえ、問題は、感情と自分を一体化
させてしまうこと。
「落胆しています」と口にするのと、「落胆を
感じています」と訴えるのとでは意味合いが
大きく変わってきます。
前者のいいかたにおいては自身の感情の犠牲
になってしまっていますが、後者のいいかた
の主役は自分。
その差は決して小さいものではないという
ことです。
交渉相手が感情的になっているときでも、
冷静に、ビジネスライクな態度に徹すること
が重要。
常に自分の目標を忘れることなく、「感情的
になったところでどうにもならない」という
ことを相手に理解させるべきです。
もしこちらが相手に腹をたてたとしても、
怒りの原因は相手のふるまいにあるわけ
ではありません。
「相手のふるまいを、あなたが否定的に解釈
するから腹がたつのだ」ということです。
多くの場合、相手の行動に対して、相手の
意図とはまったく異なる解釈を加えてしま
うためにもめごとが起きてしまうわけです。
「相手の行動→自分の反応」ではなく、
「相手の行動→自分の解釈→自分の反応」。
いいかえれば自分の感情を引き起こすのは、
自分の解釈です。
だとすれば、そこに注意すれば、無駄な
トラブルを避けることができそうです。
参考図書:『望み通りの返事を引き出す
ドイツ式交渉術』
(ジャック・ナシャー 著、早川書房)
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