愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

人の考え方を変えるより、「意思決定の環境」を変える

業界を問わずどの企業でも、プロセス
をほんの少し変えるだけで大きな効果
を生み出せる場合があります。

必要なのは、従業員や顧客の実際の
行動様式―
―たとえば「人々は指図されることを
好まない」など―を考慮することです。

キャス・サンスティーンと
リチャード・セイラーの共著書
『実践 行動経済学 健康、富、幸福へ
の聡明な選択』で述べているように、
意思決定の環境をわずかに変える
ことで、人々を「そっと動かす」こと
ができる機会は多々あります。

こうした改善手法は行動経済学
中心的なテーマです。

行動経済学とは心理学、判断・
意思決定、経済学の分野の知見を総合
する学問であり、人間の行動について、
各分野単独では見出されない正確で
説得力のある洞察を得ようとする
ものです。

行動経済学によれば、人間はいかに
賢明であろうとしても、常に合理的な
判断をするとは限らない。

たとえそれが自分の利益に沿う場合で
あってもです。

なぜなら判断をつかさどる脳内回路は
固定的で、簡単に変えることが
できないからです。

 

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組織でプロセスの改革を提案しようと
すると、膨大な費用と時間、さらに
社内外の支持者の十分なサポートも
必要となるといった懸念が生じます。

しかし実際には、ごく簡単な工夫
だけで、個人や組織に大きな変化を
もたらせる場合があります。

「人間は生来、自分が最も得意とする
ことをしたがる傾向があり、それに
よって認められたいと感じる生き物で
ある」。

私たちは得意なことによって自己を
表現できると、自分らしさを感じる
ことができ、活力が湧きます。

さらには仕事にいっそう没頭でき、
生産性も高まり、組織へのコミット
メントも強まります。

「人々の考え方」を変えようとする
よりも、「人々が意思決定を行う
環境」に手を加えるほうが効果的で
ある。

それらは、長い時間を要する大規模
な取り組みである必要はありません。

それどころか、ほんの些細な微調整に
よって、個人と組織の両方に大きな
メリットをもたらすこともできる
のだと考えます。

 

 

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