愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

強い心を持つ:「他人に反応しない」技術(その1)

SNSが広く普及して
「他人からの反応」がすぐに
得られる世の中になりました。

そうでなくても会社では、周りからの
評価、上司からの査定、競争相手、
仕事の期日…などを気にする毎日です。

実はそんな「反応しまくる生活」
こそが、あらゆる悩みの根源になって
います。

そして、そんな日常への対応策は
2500年前!に既に語られていました。

そう悟った人・ブッダは、こんな
「超クールな考え方」
教えてくれます。

 

アドラーの考え、ブッダの考え
最初に「承認欲」―
認められたい願望
―について
考えてみます。

これが、現代人のあらゆる悩みのタネ
だからです。

承認欲が強いばかりに勝ち負け・優劣
を気にする人や、「評価されたいけど、
自分にはそれだけの能力がない。
だから自分がキライだ」という人が
大勢いるわけです。

最近話題になったアドラー心理学では、
「承認欲を否定しなさい」
と主張します。

コンプレックス・自己嫌悪を克服する
ために、「認められたい」という
欲求は持つべきではない

と考えるのです。

しかしブッダは、承認欲を否定しません。

というのは、欲求を否定すれば、抑圧や
不満という新しい悩みを生むおそれが
あるし、「認められたい」という願いが
仕事のモチベーションになることも、
たしかにあるからです。

誰もが持ってしまう「承認欲」を
否定せず、どうすれば良いのか…。

 

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・「ある」ものを「ない」と考えては
いけない

ブッダは承認欲を「否定せずに、
まず理解する」
という立場に立ちます。

「理解する」とは、「ある」ものは
「ある」と、冷静に客観的に認識
すること。

「自分の心に承認欲がある。
これが自分を駆り立てているのだ」と
理解します。

それだけでちょっと自分から「抜けた」
感じがしてきます。

「認められたからといって、それが
一体なに?」とクールに考えることも
可能になるはずです。

この「まず理解する」というブッダ
発想は、悩みを解決する上でかなり
効果があります。

「理解する」と、その後、
「合理的に考えていく」ことが可能に
なるからです。

すると、「悩み」の正体もはっきり
見えてきます。

どんな悩みも、つまり、「承認欲」
から来ています。

そのように悩みの正体を理解する
ことで、 「ではどう考えれば
いい?」という具体的な解決の
ステップに入っていけるのです。

ブッダの考え方では、それぞれの
悩みの原因まで的確に「理解」して、
そこから「抜ける」(ラクになる)
ための方法を組み立てていきます。

嫉妬の正体は、「承認欲不満」と
いう怒りです。

認められたい。でも十分認めて
もらえていない。

その現状に不満・怒りがあるのです。

そしてその怒りを、評価の高い
同僚や、順調に出世している同期、
さらには同年齢で活躍する有名人
などに向けている状態です。

承認欲の不満がある ⇒ その怒りを
三者に向けている
それが「嫉妬」という心の状態です。

こう理解すると
、「怒りを第三者に向けている」
というのは「やつ当たり」と同じだと
わかります。

嫉妬に「相手は関係ない」のです。

「合理的に」(正しく)考えると
承認欲の不満がある ⇒ どうすれば
認められるのだろうか?
(方法を考える)

つまり、認められるために自分は
何ができるか、何をすべきかという
「方法」を考えて、その方法を
頑張ろうと考えることになります。

あとはどれだけ工夫・努力できるか、
これは自分の問題です。

こう考えたとき、「嫉妬」は
「自分のモノゴトに専念するための
前向きなエネルギー」に転換する
ことになります。

他にもさまざまな悩みを解決する
「合理的考え方」があります。

2500年も昔にこうした考え方を
伝えてくれていたブッダの知性には、
驚くしかありません。

次回は、ムダに反応しない。
心をクリアに保つことに書いてみます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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