愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

「高い能力」はリーダーの邪魔になる(菜根譚より)

400年前の無名の著者が書いた処世訓
は、なぜ今も読まれ、影響を与え続け
るのでしょうか?

 

仕事を成功させるためには、能力や
才能を必要とすることは言うまでも
ありません。

経営者で言えば、経営手腕と
いうことに なりますが、これに
恵まれることが必要条件となる
でしょう。

では、能力さえあればそれで
十分なのか。

そうではありません。

能力にも増して必要とされる
のが、徳だというのです。

徳とはどういうことなのか、一言では
説明しにくいのですが、人柄とか
人格的な要件を指しています。

 

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リーダーのいちばん大きな仕事は、
部下をやる気にさせることです。

そのためには一人ひとりの適性を
見分け、持てる能力をうまく
引き出してやる必要があります。

ところが、なまじ能力に恵まれた
リーダーは自分の能力だけで仕事を
しようとします。

その結果、かえって部下のやる気を
そいでしまうケースもないでも
ありません。

誤解を恐れずに言えば、リーダー
にはそれほど大きな能力は必要
ありません。

要は、能力のある部下を使いこなす
ことができればそれでいいのです。

そのためには何が必要になるかと
言えば、やはり徳です。

能力は場合によっては、むしろ
邪魔になるかもしれません。

知識の習得には熱心だが、肝心の
人間を磨くことを怠ってきたように
思われてなりません。

もちろん能力を磨くことは必要です。

しかし、人格の陶冶を怠ったの
では、周りの信頼が得られません。

両面の努力を、心ある人々に望んで
おきます。

 

(続く)

 

※経済的・時間的・空間的自由を
得て、権利収入を確保する。

これ以上の素晴らしい
ビジネスモデルは
今後、しばらくは出てきません。

一度その内容をご覧ください!

 

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