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座り方と歩き方を改善すれば体調はよくなる

肩こり、頭痛、腰痛、慢性疲労、 さらにはメンタルの不調や集中力の 低下など、数々の「心身の不調」が ビジネスパーソンを悩ませています。

しかし、その原因は「姿勢」にある ケースが多いのだそうです。

つまり、座り方と歩き方を正しいもの にすれば、心身の不調の多くを改善 できます。

まずは座り方。オフィスで椅子に 腰かけているとき、座面の前のほうに 浅く座り、背もたれに体重を付ける ようにしていないでしょうか?

だとしたら要注意。

背骨が弧を描いてしまうその座り方は、 腰痛の原因になります。

椅子に腰かけ、腰を背もたれに軽く あてるのが正しい座り方です。

この姿勢で仕事をすると肩が開き、 自然と背筋を伸ばすこともできます。

その際、骨盤を立て、左右の坐骨に 均等に体重をかけるようにします。

また、ディスプレイは少し見下ろす ような位置に設置します。

目からは40センチ以上離すのが理想 です。

次は歩き方。歩き方を改善するため には、ただ漫然と歩くのではなく、 “ウォーキング”を意識することが 重要です。

一般的には、いきなり過度な ウォーキングをするのではなく、 ゆっくりしたペースから始めるのが 有効といわれています。

はじめのうちは時速6.4キロメートル ほどの速度で、1日30分くらいを 目標にする。

また、実践するたびに疲れてしまう ようでは、ウォーキングを持続する 意欲もなくなってしまいますから、 なるべく疲れにくいウォーキングを します。

なおウォーキングによる疲労の原因は、 「乳酸の蓄積」「脱水」「エネルギー 不足」の3つが考えられるそうです。

「乳酸の蓄積」は、歩行のペースが 速すぎることによって起こるものです。

防止するためには、最高心拍数の 75%以下の心拍数(肩で息をする程度) を保って歩くことがよいとされています。

ただ一般の人が自分の最高心拍数を 把握することは難しいので、 「220—年齢」の心拍数になるような 歩き方をすることを目安にすればOK。

脱水は文字どおり、水分の補給が 不十分なために陥るものです。

脱水状態になると、血液循環能力の低下、 心拍数の上昇、体温の上昇を招き、 疲労を起こします。

大まかな目安として、「ウォーキング 時間×体重×5ml」の水分を補給する ように心がけるべきだといいます。

そしてエネルギー不足は、食物補給が 不十分なために起こるものです。

1時間あたり消費カロリーの50〜100%を 補給するようにすべきです。

参考文献:『ハーバード×MBA×医師 働く人のための 最強の休息法』 (猪俣武範著、 ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。