観察することで、見えない世界が見えてくる
ネックになるのが、「見えていない 世界はこうなっているのではないか」 という仮説を、最初にどうやって 手繰り寄せるか。
このことについては、（逆説的では ありますが）結論を求めて一生懸命 考えないことが、実は仮説にたどり 着く近道だと思います。
なぜなら答えを出そうとすればする ほど、目に見えるものにすがりつく ことになるからです。
その結果、「自分になにが見えて いないのか」が見えなくなってしまう というわけです。
大切なのは、観察すること。
しかも1日や2日ではなく、何週間も 何カ月も観察し続けていると、 いままで気づいていなかったことに 気づく瞬間が訪れます。
そうしたら、そこで思いついたことを ノートに書き留める。
そんなことを続けながら、毎日ノートを 斜め読みする習慣をつけると、自分に 見えていなかった部分が次第に浮かび 上がってきます。
重要なのは、目に見える世界だけを 見て結論を急がないことです。
仮説からはなにも生み出すことができず、 成功のために求められるべきは 「検証力」です。
探しているものは、検索するだけでは たどり着けない場所に隠れています。
だとすれば、それを探し当てる手段を 身につければいいということです。
参考文献：『超・検証力〜その仮説は 本当に成果を出せるのか？』 （高野研一著、大和書房 刊）
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