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部下から強めに反論されたら…

部下に仕事を頼んだところ、 「今できません」「他の人に頼んで もらえますか?」と、強く反論 されてしまいました。

不満でいっぱいのようですが、 こちらとしても困ってしまいます。

これは上司からすれば、イラッと する場面のひとつ。

「できません」「いま、無理っす」 「私がしないといけませんか?」など、 さまざまな反論があるでしょう。

しかし、いかなる場面においても、 上司や先輩という立場にある人は イラッとした表情を見せては いけません。

つまり、余裕のある風情で 「なるほど」「そうか」と一度納得して みせたあとに、部下の言った“強め” の言葉を反復してみせるということ。

ビジネスシーンにおいて、 「できません」「無理です」などの 強めの言葉は、テンパっていると いう“おかしさ”を伴うもの。

それを逆手にとって、部下にそれと なく伝えるというわけです。

ここで注意すべきは、部下の口調を 咎めたり、改めたりしてはいけない ということです。

人間関係を“壊す”のは、 「その言い方はなんだ!」と、相手の 言い方にケチをつけることだからです。

自分に対して向けられた相手の言葉を 注意するということは、感情的に なっている証拠。

「この人、イラッとしているんだ」と 思われるだけだというわけです。

そこで、もし部下の口調にイラッと したのであれば、このような “プチ腹いせ”をしつつ、部下を 採用した人物に物申すようにすべきです。

もちろん、クライアントや自分以外の 上司に対する口調が悪かった場合には、 それなりの対処をすることが必要です。

その場合も「その言い方だと誤解を招く 可能性があるから、こういうふうに 言ったほうがいいかもね」など、 やわらかくアドバイスすることが大切。

そう対処することで、部下に 「上司は親切心で言ってくれているんだ」 と受け取ってもらえるわけです。

これが、仕事の内容に関するイラつきで あれば、話はまた別。

部下に断られてはプロジェクトが進まない など、さまざまなケースがあるはずなので、 そのような場合には“交渉”に持ち込む べきだといいます。

もちろんこの場合も、決して「これも 業務のひとつなんだ!」などと怒る べからず。

業務命令に違いはないのですが、 これでは命令の色合いが濃すぎるため、 いかにも“俺は上司だぞ”という 嫌味を感じさせてしまうわけです。

「今の若者は理解できない!」「最近の 若者は生意気だ!」と怒り嘆く上司の 方は、ご自身の若い頃を思い出して ください。

今の若者の口調がタメ口なのは、 単純に“クセ”であったり、距離を 縮めようと“わざと”そうしている 場合もあります。

だからこそ部下の口調には鷹揚に構え、 「仕事さえしてくれたらいい」という ような気持ちで大人の対応をするのが いいということです。

参考図書:『大人の対応力』      (齋藤 孝著、ワニブックス

お読みいただきありがとうございました。

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