愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

上司がミスを自分のせいにしたら…

そもそも上司というものは自分の ミスを認めない存在。

少し広げて考えると、人というものは 誰しも自分のミスを認めたがらない ものです。

要するに「ただの人」である上司は、 なかなか自分のミスを認めたくない ということ。

そればかりか、人は保身をしなければ 生きていけません。

上司ともなれば、それはなおさらの ことです。

さらに、会社のなかで権力を持つ 上司は、いかようにでも発言できる 立場にあります。権力の悪用とまでは いえないにしても、こうしたこと は多々あることです。

考えようによっては、あくまで、 ごくごく一般的なこと。

あまりに“普通”の権力の用法に すぎないというのです。

ですから、もしもそうした場面に 遭遇した際には、「なんだか腑に 落ちないなあ」ではなく、 「なるほど、これが上司か!」と捉える ようにすべきです。

「トカゲの尻尾切り」という言葉が あります。

不祥事が発覚した際、部下に責任を 負わせて上司が失態から逃れること。

トカゲは自ら尻尾を切って外敵から 逃れることがあるため、そこから 着想を得た言葉です。

上司が自分のミスを押しつけて 先方に謝るというのは、まさに このトカゲの尻尾切りという “パフォーマンス”を行なっている のだということ。

それを理解する必要があります。

自分は叱られ役で、上司は叱り役。

たしかに、もしもこれが逆で、 部下が「私のミスではありませんよ」 などと上司に楯突こうものなら、 「観客」であるクライアントは納得 しないはずです。

要するに、「単純に謝る」という芝居 だけでは物足りないということ。

謝罪に「本当にすみません、きちんと 注意しておきます!」という小芝居を プラスすることで、初めて “パフォーマンス”として成立すると いうことです。

良識ある上司であれば、謝罪の帰りに 「ごめんな、おさまりが悪くて。 飯でも奢るよ」などと言ってくれる かもしれません。

しかしその一方には、謝るどころか 自分のミスであることすら認識して いない、あげくは忘れてしまっている ような上司も存在します。

部下としては納得できなくて当然 ですが、そんな場合も「なるほど、人と いうものはこういうものだよな。 権力ってこういうことだよな…」と、 ひとつ腹におさめることが大切です。

要するに、クライアントに謝罪をする 場合には、会社組織のなかで誰かが 被害を追う必要が出てくるということ。

そして、部下がその立場に立たされる 確率が高いわけです。

納得できない部分があるでしょうが、 それもまた給料のうちであると考える ようにしたほうがいいと思います。

参考図書:『大人の対応力』      (齋藤 孝著、ワニブックス

お読みいただきありがとうございました。

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