愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

自社の本質的な価値を磨き上げる

グローバルに成長するためにいま必要
なのは、自社の本質的な価値を掘り
起こして、徹底的に磨き上げること
です。

「本質的な価値」は企業の数だけ
ありますが、磨き上げる方向性は
基本的には変わりません。

それはクオリティの追求です。

アメリカで生まれたTQC
(Total Quality Control)が
日本で育ち、世界標準になったのは、
クオリティに対するこだわりの
強さとそれをやり抜く力で日本が
他を圧倒していたからです。

そして、いまもそれは変わりません。

製品品質(Quality of Product)
やサービス品質 (Quality of 
Service)などがすぐに思い浮かぶ
かもしれませんが、
どんな業種や仕事にも追求
すべき品質はあります。

製品やサービスという表面的な言葉
で括らずにもう一段掘り下げると、
本当にこだわるべき点が浮かび
上がってきます。

 

f:id:hiro3729cd:20190407152501g:plain

 

ProductやServiceに代えて、何が
入るかを考えてみます。

自動車メーカーなら
Quality of Mobility。

たとえばトヨタはグローバル
ビジョンで、
「人々を安全・安心に運び、
心までも動かす」と唱っています。

食品メーカーなら迷わず、
Quality of Eating。

味の素の「Eat Well, Live Well」
というスローガンは、まさに同社の
目指す本質を言い当てたものです。

「服を変え、常識を変え、世界を
変える」ことを目指し、
「ライフウエア」を提供する
ファーストリテイリングの場合は、
Quality of Lifeという
ことになります。

何の品質を追求するのか。

ここが定まれば、それを徹底的に
磨いて極める力を日本の現場は
まだ持っています。

「神は細部に宿る」という
言葉がありますが、どんな戦略も
現場がやり抜かなければ絵に描いた
餅に終わってしまいます。

現場こそが戦略の遂行者であり、
またカイゼンが示すように最大の
知恵の出所であるところに、日本の
経営の強みがあります。

そうでなくてもやるべきことが
山とある現場に、新しい知恵を出せ、
学習せよと要求しても、そう簡単に
応えてくれるとは限りません。

この日本の経営の神髄をもう一度
奮い立たせ、グローバル3.0に
向けて成長エンジンを駆動して
いくことが重要であると思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

※経済的・時間的・空間的自由を
得て、権利収入を確保する。

これ以上の素晴らしい
ビジネスモデルは
今後、しばらくは出てきません。

一度その内容をご覧ください!

 

peraichi.com