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人間関係が難しいのは、今に始まった ことではない(菜根譚より)

400年前の無名の著者が書いた処世訓
は、なぜ今も読まれ、影響を与え続け
るのでしょうか?

 

現代は人間関係の難しい時代だと
言われます。
現に、家庭、職場での関係、
さらには友人や近隣との関係など、
人間関係がうまくいかなくて、
悩んでいる人が多いようです。

新聞や雑誌の人生相談欄に目を
やると、この問題がほとんどを
占めていることからもその一端を
知ることができます。

しかし、人間関係が難しいのは、
なにも今に始まったことでは
なく、先人たちも、みなこの問題
で苦しんできました。

そういう意味では、古くて新しい
問題だと言えます。

ただし現代は、変化の只中に
あって、世代間の断層も深まり、
人間関係の築き方も難しくなって
います。

悩みも深いと言ってよいかも
しれません。
どうすればこの悩みを少なくする
ことができるのでしょうか。

何事にも「原理原則」というもの
があります。

人間関係においても然りです。

中国古典は多かれ少なかれ、みな
この問題を取り上げてきました。

この際、なぜうまくいかないのか
人間関係の基本に立ち返ってみて
はどうでしょうか。

菜根譚』は明王朝の万暦年間に
まとめられたと言われますから、
今から400年ほど前に書かれた本
です。

ここで言う「菜根」とは粗末な
食事のことを指していて、貧しい
生活に耐えて成長した者だけが、
将来、大きな仕事を成し遂げる
ことができるのだという意味を
含ませている

言われています。

 

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この本を書いたのは、洪応明、
字は自誠という人物です。

官吏としてはきわめて平凡な
人生を送った人で、いわば、
菜根譚』という本を書くこと
によって、後世に名を残した、
そんな人物です。

そのような人物の書いた本が、
なぜ時代を超えて読み継がれて
きたのか。


実は『菜根譚』には、ほかの
古典にはない大きな魅力が
あります。

それは、儒教道教と仏教、
この3つの教えの上に立って、
人生の知恵、処世の道を
説いていることです。

 

(続く)

 

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