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感情はマネジメントを邪魔します。
数学の問題を感情的に解く人はいないことがその証拠であると。
「1+1=2、だけれど、3が好きだから、解答は3だ」などと言う人はいません。
公式に当てはめていけばいいだけです。
マネジメントで、同一の「公式」を全員が理解しておかないと、どういうことが起こるでしょうか。
「1と1を足したら、どうなるんでしたっけ?」「1+1=10、っていう人もいるし、私は2だと思っていたけど、別の人は、1+1=1だと思っているらしい」
公式が曖昧な組織では、それぞれ独自の考えの答え合わせが頻繁に起こります。
コミュニケーションによるすり合わせばかりして、各自の仕事が遅れるのです。
すると部下たちにはスキルが身につかず、他の仕事や会社で通用しなくなってしまうわけです。
だからこそ、「感情」は横に置いておくべきです。
ただし感情を出していい瞬間もあるそうで、それは「結果が出たあと」。なぜなら結果が出たあとの感情は、力になるからです。
結果に対して悔しく感じたとしたら、「次はなんとかやってやろう」と思うはず。逆に結果が出てうれしければ、「やってきたことが正しかった」と思え、それが次の行動につながります。
結果を出すために試行錯誤し、失敗してもやりなおし、最後に成果を得ることで感情が込み上げるからこそ感動するということ。
そのため、モチベーションの有無や個人差によらない「理論」が必要となるのです。
決起会などでやる気を一時的に上げて一気にやるより、平常心で淡々と成果を出すほうがはるかに重要。
そして、そうした環境を整えるのがリーダーの仕事だという考え方です。
参考書籍:『リーダーの仮面 ーー 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法』(安藤広大 著、ダイヤモンド社)
#マネジメント #リーダーシップ #ワークスタイル
#コミュンケーション #成果 #働き方
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