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組織の風通しをよくする

先にご紹介した『自滅する企業』の
なかで、「傲慢症」の治療法として

次の5つを挙げています。

 

1. 管理職に定期的に新しい挑戦の
機会を与える

2. 従来とは違う後継者選びを実行
する

3. 人材プールを多様化する
4. 外部の考え方を取り入れる
5. リーダーを変える

 

これらはいずれも、風通しをよくする
ことにほからないといいます。

 

なぜなら、外に向かって窓が開いて
いない、場合によってはそもそも
窓自体がない閉鎖空間ほど、
傲慢症候群が蔓延しやすいからです。

 

いわば、傲慢症候群の治療法は
ひとえに風通しをよくすることで、
これは予防法にもつながります。

 

自分の所属する組織が傲慢症候群の
せいで自滅しないうにするには、
できるだけ外部の風を入れ、
風通しをよくするしかないと
いうことです。


 

なお、そのために社外取締役
導入する企業も増えてはいる
ものの、必ずしもそれがうまく
機能して、傲慢症候群の予防に
役立っているとはいえません。

 

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考えられる理由は2点で、まずは、
これまでずっとあるやり方で
うまくいっていたのに、
「時代が変わったのだから、違う
やり方が今後は必要だ」と納得
させるのは非常に難しいです。


 

だからこそ、過去の成功体験が
大きければ大きいほど、人も組織も
なかなか脱皮できず、結果的に自滅
していきやすいということです。

 

また、保身意識が働くことも一因です。

 

特に既得権益が大きいほど、それを
守ろうとするのが人間というもの。


 

だから、問題の萌芽が見えたとか、
問題が実際に起こった場合でも、
誰もが責任をとることを避けよう
とするというのです。

 

責任を追及されたくない経営陣から
すれば当然の防御策かも
しれませんが、そんなことを続けて
いては傲慢症候群を予防することも
治療することも不可能。

 

だからこそ著者は、
「これが現状なのだ」と受け入れる
ことが大切
なのだと主張しています。

 

そしてそのうえで、個人が傲慢症候群
に侵されないように気をつけるしか
ありません。

 

いってみれば傲慢症候群は必ずしも
他人事ではなく、自分自身の問題でも
あるということです。


 

参考文献:
オレ様化する人たち あなたの隣の

傲慢症候群』
(片田珠美著、朝日新聞出版) 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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