愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

指摘を不満だと解釈する人たちの心理

「こうしたほうがいいのではないか」
と指摘すると、「不満を語られた」と
感じる人が多い。

 

さらには「いまのままではいけない
みたいだ」と解釈したうえ、
「私のことが嫌いなんだ」というふう
に変換して感情的になります。

 

しかし本来、「好きか嫌いか」を示す
ためにアドバイスをするのではない
はずです。


 

そもそも指摘をするのは、多くの場合、
それに関心があるからです。




仕事の内容であれば、改善するのが
当然であり、指摘をすることが
その人の役目だということです。

 

だとすれば、それは「叱っている」
のではないということになります。

 

「こんなことをするから失敗したんだ」
ならば叱ったことになるけれども
、「どうすればよいか」を提案する
のは、実に好意的な姿勢です。




仕事以外で指摘をするのは、
「それに興味があり、それを支持して
いるし、できれば自分も協力したい」
という気持ちがある。


 

なのに「どうして関係ない人から
いわれなきゃいけないの?」とカチン
とくる人は、「指摘は不満」だという
観念に取り憑かれているのだと
思います。


 

そして仕事ができる人、理性的な
人ほど、指摘を喜ぶのだそうです。

 

まったく無関係な人からの批判的な
指摘でさえ、聞いただけでうれしく
なるというのです。

 

そういう人は、その指摘が役に立つ
方向性を持っていたり、ヒントに
なることが少なくないと知っている
からこそ、自分の利益になると直感
できるわけです。

 

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傷つきやすい人は繊細で、大事に
扱われるかもしれません。

 

しかし自分が知っている範囲に
おいては、自分で「私は傷つき
やすい」などと口にする人は
傷つきにくい人だと断言できると
思います。

 

傷つきやすいなどと自分で発言できる
ことが、かなり頑丈な心臓の持ち主で
あることを示しています。


 

また、相手を傷つけることはできる
だけ避けたほうがいいけれど、
三者が傷つくことに過敏になって
いる人は、一度自分が傷ついてみた
ほうがいい。

 

本当に災難があったりして傷ついた人
は、傷の重みをしっかり感じている
はずだから、安易に「傷つく」など
と口に出せないものです。




人を悲しくさせないように慎重には
なるけれど、
「○○が悲しむじゃないの!」と相手
をやり込めるようなことはできなく
なるはずです。

 

だから、「悲しむ人がいる」と主張
する人は、まず自分が悲しんで見る
べきだと思います。

 

 

参考文献:『正直に語る100の講義』

     (森博嗣著、大和書房)

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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