先送りしない「2分ルール」を徹底する
イライラしない人は、平日、休日に かかわらず、自分の思考、感情を 区別なく自由に行き来させています。
 
それどころか、無理に区切るのは 逆効果になります。
 
なぜなら、仕事を切り離すことに 意識を向けると、仕事をすることに 意識を向けてしまうことになるという 逆説が起こるからです。
 
そして「きちんと公私を分けなければ ならない」という気持ちが強い人は、 この逆説が起こる可能性が高い。
 
しかし、公私の区別をつけられない ことにストレスを感じてしまうので あれば本末転倒です。
 
そして、無理に切り替えようとする から、仕事の始まりを過度に意識して しまい、月曜日が憂鬱になってしまい ます。
 
大切なのは、「休日は仕事のことは 考えない」と頑なに区別することでは ありません。
 
たとえば休日中に仕事のアイデアや 心配事などが頭に浮かんだとしても、 そのまま受け流せばいいということ。
 
無理に打ち消そうとすると、 その行為がストレスになってしまう からです。
イライラしてしまうとき、しなければ いけないことを先送りにしてしまう ことはあるものです。
 
いつか済ませなければならないけれど、 腰を上げるまでにやたらと時間が かかってしまったりするわけです。
 
いうまでもなく、先送りするのは、 嫌いだったり、苦手だったり、 面倒だったりするために 「考えたくない」「触りたくない」という ネガティブな思いが大きくなって しまいます。
 
しかし物事を先送りするということは、 考える助走期間を長くとるということ。
 
先送りすればするほど、それに関わら なければいけない時間が伸びてしまい、 つらく苦手なことを長いあいだ考え 続けることになります。
 
そればかりか、罪悪感も生まれること もあります。
 
これこそが、「なんだかイライラする」 の大きな要因のひとつ。
 
そんな「先送りしたくなる気持ち」に 負けず、やらなければならないことを すぐやるために、「2分ルール」という ものを習慣にしています。
 
気がついたときにちょっと腰を上げて 動けば片づき、ムダにイライラしなくて 済むという考え方です。
 
参考文献:イライラしなくなるちょっとした習慣 (安藤俊介著、大和書房)
 
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